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NHKへの政治介入はもはや明らかでは!? 『月刊現代』に掲載された「証言記録」
●やはり「録音テープ」は存在した!?
本紙も関心を持って成り行きを見ていた、例の「番組改変」を巡る朝日新聞とNHKのバトルーーその記事を報じた朝日の本田雅和記者は“証拠テープ”を撮っているに違いないと思っていたが、ついに、そのテープ起こしをしたとしか思えない「証言記録」が表に出た。
8月1日の『月刊現代』にジャーナリストの魚住昭氏が寄稿した「NHKVS朝日新聞『番組改変』論争ーー『政治介入』の決定的証拠」なるタイトル記事がそれだ。
この記事中では、あくまで「証言記録」という表現をしている。
しかし、そこで紹介されているのは取材時のやりとりの完全な会話文。どう考えても、テープ録音したものを文章に起こしたものとしか思えない。
しかも、この記事に登場する“会話文”は朝日の報道後、証言をひっくり返した松尾武NHK放送総局長(当時)とのものだけではない。安倍晋三官房副長官(同)、中川昭一代議士との会話文も登場する。
当然と言えば当然だが、本田記者は3名との会話をバッチリ録音していたとしか思えない。
そして、筆者の魚住氏はその内容からして政治介入は明らかだと結論づけている。
●それでも弱腰の朝日首脳。“犯人捜し”とはどういうことなのか?
では、なぜ、「録音テープ」が存在しながら、朝日側はその確実な証拠を出さないのか。
ある朝日新聞記者はこう漏らす。
「上層部は、NHKと有力議員である安倍・中川両氏と全面対決したくない。要するに、腰抜けなんですよ。
今回の“証言記録”を魚住さんに提供したことで真っ先に疑われたのはもちろん本田さんです。ですが、そこに掲載されている文は、朝日新聞の上に報告するために一部加工されたもので、社内では、本田氏ではなく、その報告を受ける側のひじょうに上の立場で、今回の社の弱腰な態度に不満を感じていた者との見方がもっぱらです。もちろん、そうなると“犯人”はひじょうに限られるんですが……。我々現場の記者からすれば、“よくやってくれた”との思いが強いですが、上層部は必死で犯人捜しをしているんですから、本当に呆れ果てますよ」
実際、朝日新聞は『月刊現代』発売前に「資料流出」の事実を知り、7月29日、社内で調査すること、要するに、犯人捜しの専門チームを編成している。
一方、自民党は『月刊現代』が出たことを受け、8月1日、党役員は朝日新聞への取材対応を自粛することを明らかにしている。その理由が、「あたかも取材のやりとりを記録した取材資料があるということを世間に強調したかっただけの『やらせ』ではないのか」、「会社自体が、資料流出に深く関与しているのではないか」として、取材被害を受けかねないとの理由からというから開いた口が塞がらないとはこのことだ。
こんな重大な問題で“やらせ”をしたり、社が主導的に関わっていたとなれば、それこそ自殺行為。そのリスク、これまでの社の弱腰態度を考えれば、“やらせ”などあり得ないと考える方がごく自然だ。
●安倍代議士のデタラメ発言が明らかに
このように、朝日新聞も朝日新聞だが、自民党も自民党。
だが、さらに悪質なのは安倍代議士だ。
同代議士はこの間、本田記者の取材(自宅のインターフォン越し)に対し、「自分が問題になった番組に関し、抗議の街宣車を出すように右翼に指示したんですかなど、根も葉もない質問をした」、「失礼じゃないかとインターフォンを切ると、夜中なのに、5分間もインターフォンを鳴らし続けた」、「風邪で寝込んでいたのに、妻がそう告げると、取材拒否ということにすると脅した」旨、雑誌『諸君』やテレビ番組、後援会などで語っている。だが、「証言記録」から、それこそがデッチ上げだったことが明らかになったと魚住氏は断じている。
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/08/post_b6c5.html#comments
上(上層部が)組織を駄目にするというのはマスコミの世界でも変わらないということですな。
情けない。
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