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http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005080429.html
NHK番組改変問題を取り上げた『月刊現代』9月号に、朝日新聞の取材資料と酷似した内容の記事が掲載された問題で、自民党の安倍晋三幹事長代理(50)は4日までに、夕刊フジの緊急インタビューに応じ、「朝日の情報管理のずさんさは報道機関として異常だが、この問題の背後には、さらに奥深いものがある」などと指摘。北朝鮮問題が重要局面になると浮上する“安倍潰し”の動きに強い懸念を示した。
問題の記事はジャーナリストの魚住昭氏による「『政治介入』の決定的証拠」。朝日の本田雅和記者らが、安倍氏や中川昭一経産相(52)、NHKの松尾武放送総局長(当時)に取材した際の一問一答などが記載されている。
安倍氏は「私や本田記者らの重要な発言がカットされており、朝日側に都合のいい部分だけを抜き出している。資料の信憑性も含めて、決定的証拠とはいえない。ただ、私の承諾を得ずに取材が録音された可能性は高まった」と話す。
今回の件について、朝日は7月29日夜の緊急会見で、「社内資料が流出した可能性が高い」とし、調査に乗り出すことを明らかにした。朝日は昨年8月、別の件で無断録音した取材テープを外部に流した記者を退社処分とし、「録音は相手の了解をとる」との報道倫理を確認していた。
安倍氏は「録音テープだけが流出したのかと思ったが、記事には、取材当事者しか知り得ない記述がある。誰が内部資料を流出させたか、朝日幹部は分かっているはずだ」と指摘。
続けて、「情報漏えいの被害者である私や中川氏に謝罪もなく、朝日は会見で発売前の現代のコピーを配っている。一連の流れを見ると、朝日と現代(の関係者)が連携し、私たちを攻撃していると思われても仕方ないのではないか」。
安倍氏が「朝日と現代の連携」を疑うのには理由がある。
問題となっている4年前のNHKの特集番組は、慰安婦問題について昭和天皇と日本国を被告にした疑似裁判を取り上げたもの。検事役は北朝鮮代表2人で、公安当局が工作員としてマークしていた人物で、「当時、永田町では『北による拉致問題を沈静化させるプロパガンダ工作では』とみられていた」(政界関係者)。
そして注目に値するのは、北に毅然とした姿勢を貫く安倍、中川両氏を狙い撃ちするように、朝日がNHK番組改変問題を報じた今年1月という時期だ。
安倍氏は「ちょうど拉致被害者、横田めぐみさんの『ニセ遺骨』問題で、世論が経済制裁に傾き始めていた。朝日の記事が出た直後、月刊現代と同じ出版社の週刊現代が、私が北に密使を送って二元外交を主導したという事実と異なる記事を掲載した」と話す。
週刊現代のネタ元となった韓国のニュースサイトの記事を、朝鮮総連幹部が新聞社やテレビ局に売り込んでいたことは、公安当局も確認し、「安倍氏を傷つけるマスコミ工作」と分析する。
北京での6者協議が大詰めを迎える中、拉致問題の進展は期待できず、国内では制裁論が高まりつつあるタイミングで、朝日は先月25日に番組改変問題の検証記事を掲載し、月刊現代は朝日の社内資料を元にしたとみられる記事を報じた。
公安当局によると、最近、北や総連による「安倍潰し」の動きが再び活発化しつつあるという。これと符合するかのように、週刊現代は2年前の安倍氏と韓国の国会議員との面会に絡み、北と不透明な交渉をしたのではないかと、安倍氏に取材をかけているという。
安倍氏は「意図が分からないが、私は政府の頭越しに北と独自に接触・交渉したことは一切ない」と断言している。
ZAKZAK 2005/08/04
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