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(回答先: その日雑誌に登場…女性秘書は号泣 【スポニチ】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 8 月 02 日 15:26:32)
郵政法案で板挟みか…永岡議員自殺
7月31日の古河市の市制施行55周年式典であいさつする永岡洋治議員(古河市提供)
郵政民営化法案の参院本会議採決が5日にも予定される中、自民党亀井派の永岡洋治衆院議員(54=茨城7区)が1日、都内の自宅で首をつっているのが発見された。病院で死亡が確認され、警視庁成城署は自殺とみている。葬儀は4日に行われる。永岡議員は法案に反対していたが、衆院本会議の採決で賛成。支持者らから批判を受け苦悩していた。亀井派の亀井静香会長は「あってはならないことが起きた」と話した。永田町の乱世突入は避けられない情勢となった。
永岡議員は、自宅の1階から2階への階段の手すりにネクタイをかけて首をつっていた。Tシャツ姿だった。発見される直前の午前10時前後に自殺を図ったとみられる。遺書は見つかっていない。永岡議員は、郵政民営化法案反対派の中核である亀井派に所属。法案について自民党の総務会では反対の立場を表明していたが、先月5日の衆院本会議での採決では一転して賛成。「党議拘束がかかったことは重い」と語っていた。
東京事務所によると、採決直後から東京と地元事務所に「国民の代弁者であるあなたが国民を裏切った。今度は私たちがあなたに反対票を投じる」などとするファクスやメール、電話が1日10数件寄せられていた。毎週発行していた永岡議員の近況を知らせるチラシの配送を「もういらない」と断る後援者も続出。茨城県西部地区特定郵便局長会からは、7月13日付で顧問の解任を通告された。その際、永岡議員は「想定内、想定内」とつぶやいたという。週刊誌などでも「寝返った議員」と名指しされており、秘書は「本人は気にしていた」と話した。
永岡議員は30日、地元の茨城県古河市に戻り、夏祭りに参加。31日午前は古河市の市制施行55年の記念式典に出席したが、「体調が悪い」と午後3時から予定されていた会合を欠席。地元新聞社による次回選挙用の写真撮影を行った後、午後10時半ごろ自宅に戻り、11時ごろ「疲れたから早く寝る。あすはゆっくりする」と言って2階の部屋で就寝したという。
同志の自殺について、亀井派は郵政問題起因説を展開。亀井会長は「(郵政民営化法案への対応で)相当悩み苦しんだのが事実なんだろう。自殺をすべきようなことがほかに起きていたとは思えない」と話し「あってはならないことが起きた。自民党はもっと明るくならないと駄目だ」と、執行部による締め付けが自殺の原因との見方を強調した。
平沼赳夫前経産相は「執行部からプレッシャーがかかって、政治信念を強引にねじ曲げられたことを相当悩んでいたと思う。今の強権的なやり方の犠牲者だったんだと思う。後に残るわれわれが無念の気持ちを晴らすため一致団結して頑張りたい」と述べた。独裁的と批判されてきた小泉政権を倒すとの決意をにじませたようにも聞こえた。
自民党郵政族でつくる郵政事業懇話会は、緊急役員会を開催。綿貫民輔会長は「永岡氏を死に追いやった政治情勢は異常なものがある」と強調。党執行部に「みんながそれぞれの良心に基づいて堂々と表決する政治を推進してもらうことを希望する」と求めた。5日にも予定されている参院本会議採決を前に、激しくなっていた自民党内の対立。議員の自殺という悲劇を機に、修復不可能な溝が生まれたと言えそうだ。
[ 2005年08月02日付 紙面記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/08/02/01.html
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