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【郵政 参院決戦】解散封じ込め 綿貫氏、動き活発化
造反議員を激励 森氏「解散回避やり方ある」
郵政民営化反対派の重鎮、綿貫民輔前衆院議長は二十九日、自民党の武部勤幹事長、河野洋平衆院議長、細田博之官房長官と相次いで会談。小泉純一郎首相の最大の武器である「衆院解散カード」を封じ込めようと活発に動いた。
「間違ったことをしたとは思っていないし、弁明書は出さない」
武部氏に綿貫氏はこう語り、党政治倫理審査会が衆院採決で造反した五十一人に求めた弁明書提出に応じない意向を示した。執行部が「参院決戦」を前に処分に踏み切れないことを見越した挑発だった。
綿貫氏はその足で、渡部恒三前副議長を伴って細田、河野両氏を訪ね、「法案が参院で否決されて衆院を解散することは憲法上、問題があり、許されない」と述べ、首相を真正面から批判した。
「酒飲み仲間」でもある青木幹雄参院議員会長への配慮もあり、綿貫氏は、参院で多数派工作の先頭には立っていない。それでも衆院で造反した若手議員や副大臣らと相次いで会談、「選挙になったら必ずおれが応援に行く」と激励。二十五日夜には倉田寛之前参院議長とも会談して賛成派を揺さぶり、週明けには反対派の勉強会を開く。
綿貫氏の動きに呼応するかのように、昨年夏の参院選で初当選した議員約十五人が二十九日、郵政法案の勉強会を開いた。主導したのは反対派の長谷川憲正氏だが、竹中平蔵郵政民営化担当相も「同期生」として出席。竹中氏は「国家国民のため、いい改革にしようと努力している」と訴えたが、「焦って民営化しては国民に迷惑をかける」と批判を浴びた。
反対派ばかりではない。首相の解散権を縛ろうという動きが首相のおひざ元からも出始めた。
森喜朗元首相は二十九日、愛知県豊橋市内で講演し、「簡単に政権を明け渡すようなことをしては困る。野党になるかもしれないことを絶対にしてはいけない」と述べ、法案が仮に成立しなくても首相は解散を思いとどまるべきだとの考えを示した。その上で「結論を言えば解散はない。やり方は三つぐらいある。参院に委ねた」と語った。
一方、首相は、武部氏や与謝野馨政調会長らと情勢を分析。同日昼の都道府県会議長らとの会合では「学校は夏休みだが、政界は夏休みはなくなって、きつい夏になっている」とまたもや“解散風”をふかせた。
首相は同日夜、記者団に「もともと解散は意図していない。成立すれば問題ないでしょ」と強がったが、「(綿貫氏は)会ってくれない。昔は仲良く歌を歌ったり食事したり、お酒も飲んだが、最近は冷たくなった」と愚痴をこぼした。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/30pol003.htm
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