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小泉ついに反対30人へ宣戦布告、造反議員特定 ----- 本格的に議員切り崩し工作
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005072101.html
小泉官邸が反攻宣言をぶち上げた。小泉純一郎首相(63)率いる自民党執行部は21日までに、参院本会議での郵政民営化法案の採決で造反の可能性がある議員の特定に成功した模様で、首相自身が20日、造反者は「最大で30人前後」と初めて具体的数字に言及したのだ。3億5000万円の現ナマを使った“買収工作”が展開中との情報も流れ、執行部Vs反乱軍の激突は泥仕合の様相を呈してきた。
「(党内で)確実に反対は10人前後、反対の可能性は20人前後。丁寧に穏やかに(国会で)答弁しなければならない」
首相は20日夜、都内で開かれた郵政民営化に関するシンポジウムで講演し、反乱軍の具体的人数に初めて言及した。
その上で、首相は法案が否決された場合の対応に、「言わぬが花。あまり刺激しないようにご勘弁願いたい」と、改めて解散・総選挙に打って出ることを示唆した。
この日の首相発言は、反乱軍には真綿で首を絞められるような恫喝(どうかつ)にも聞こえた。反乱軍は造反議員を隠す戦略をとってきたが、首相側にバレてしまった可能性があるからだ。
首相は講演の直前、首相官邸で行われたインタビューで、反対派の動きについて「ステルス作戦というのをやっているんでしょう。どれほど(首相サイドの)レーダーが優れているかわからない」と話していた。
ステルス作戦とは、レーダーに探知されにくいことから「見えない戦闘機」といわれるステルス戦闘機になぞらえた作戦名。具体的には、造反議員を反乱軍の会合に出席させず、首相サイドから隠すというもの。
反乱軍は今月5日の衆院本会議で法案否決を画策したが、執行部側の説得工作に一部議員が屈し、5票差で可決を許してしまった。「反乱軍はこの時の反省から、造反予定者を最後まで隠し、執行部の切り崩し工作から避ける狙いがある」(永田町関係者)。
このため、自民党の民営化反対派議員で構成する郵政事業懇話会=会長・綿貫民輔前衆院議長(77)=が20日に開いた会合には、参院からは長谷川憲正氏(62)しか出席させなかった。
一方、青木幹雄参議院議員会長(71)率いる参院幹部は8日、各派参院幹部を招集、賛成、反対派の色分けを指示。先週には、全造反議員の割り出しに成功したとされ、「造反議員は25人前後」などの情報が飛び交っていた。
こうしたなか、首相が今回初めて30人前後という数字を挙げたことに、永田町関係者は「参院執行部から、造反議員の詳細を聞いた首相が切り崩しに向け、反攻に出てきたのだろう」とみる。
今後、首相側が本格的に個別議員の切り崩し工作を激化させることは必至。ゴールの見えないチキンレースは国民不在のまま、熾烈を極めそうだ。
ZAKZAK 2005/07/21
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