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(回答先: 小泉レイプ事件」特集リンク・ヒット数、83,007。 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 7 月 20 日 13:17:51)
http://www.janjan.jp/kokkai_watch/0507/0507209783/1.php?PHPSESSID=bf34671faf18c089a5b6225312b54a1d
民主党の岡田代表が、次の総選挙で小泉首相の選挙区である神奈川11区(横須賀市など)で、民主党参院議員の齋藤勁氏(神奈川選挙区。当選2回)を擁立する考えを表明したと報じられた。7月14日に横浜市で開かれた齋藤氏の議員在職10年のパーティーで、岡田氏が挨拶の中で明らかにしたのである。(詳しくは7月15日新聞各紙へ)
報道によれば、岡田氏は「小泉首相と互角にわたりあえる人材」だとして齋藤氏に白羽の矢をに立てたのだという。その齋藤氏は前向きな姿勢だという。自身のホームページで、その場で「重く受け止めます」と答えたことを紹介している。(詳しくは齋藤氏ホームページへ)
さらに「次の選挙は小泉政権の総括と今後のあり方を問うものであることは間違いありません。党県連・後援会の方々と相談の上、方向性を出したいと思います」と書いている。慎重な表現ながら意欲を見せていると読める。
郵政民営化で緊迫する中で、解散・総選挙が現実味を帯びており、選挙となれば確かに郵政のみならず小泉政治そのものを問う選挙となる。民主党からすれば政権交代に勝負をかける選挙である。そのとき首相と直接対決するならば、大きな見どころである。
その齋藤氏、ホームページでのプロフィールによれば、横浜市職員の出身である。官公労を支持基盤にするわけだ。働きながら地元大学の2部に通ったようである。国会質疑を聞くと、地元に米軍基地が多いことから、安保・防衛、沖縄基地問題などで安定した質問をしている。
実は、筆者は数年前、齋藤氏と二、三度話をしたことがある。だからといって本人と関係が深いわけではない。選挙がらみであるので事情を透明にしておくだけである。それを踏まえた私見なので、割り引いてもらっていいけれど、国会質問同様、落ち着いた人柄のように思う。
しかし、それでも、なぜ齋藤氏なのか。関係者は事情を知っているのだろうけれど、筆者には疑問が残る。というのも、小泉首相に本気で勝ちにいくのかどうか不明だからである。神奈川11区の横須賀市は首相が祖父から三代にわたって選挙をしている。首相こそ特定郵便局長に頼らない選挙ができるのも、こうした確固とした地盤があるからだろう。(『JanJan』総選挙特集を参照)
選挙で党首クラスの大物にぶつけるというと、最近では総選挙で、菅直人氏の選挙区(東京18区)で自民党の鳩山邦夫氏が挑んだ例がある。鳩山氏が本来の選挙区である文京区から多摩地域にくら替えしてのことである。
自民党を離党し出戻りした鳩山氏に汗をかかせるというある種の懲罰である。鳩山兄弟の一員をぶつけ、菅氏、民主党への巧妙な揺さぶりでもある。半面、鳩山邦夫氏について自民党には負けてもともとというニュアンスもあった。比例区での重複立候補で担保もした。
齋藤氏についてはどうか。民主党でありがちなのは、労組の都合で議員の交代をさせることだろう。しかし、参院の場合、比例代表ならともかく、選挙区ではそうでもないようだ。ならば、本人がどこまでも小泉政治と対決する覚悟なのだろうというしかない。それにしても現在2期目10年であり、2年後の改選でまだまだ戦えるはずなのに、民主党としてあたら人材を失うことになるのではないか、と心配する。
他方、齋藤氏について比例区での重複立候補で優遇するなら、先の鳩山邦夫氏のようにやや迫力に欠ける。首相に対する揺さぶりにもあまりならない。さらに、もし郵政関係労組と特定郵便局長が組んで齋藤氏を推すということにでもなるならば、少なくとも筆者はしらけた気になる。もちろん戦いだから、そのくらいはしなければならないけれど。
しかし、それやこれやはあるけれど、相手に、超大物であるゆえに、不足はない。齋藤氏はホームページに、座右の銘として、自分の名前に関連して、「疾風に勁草を知る」をあげている。筆者はこれを見て、そういえば勁草書房なんて出版社があったなと思いつつ、改めていい言葉だと感じた。正式に決まれば、堂々と戦ってほしい。
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