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2005.07.21 Thursday
どこまで子供を玩具にするのか
author : Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=91177
中学校・高校の教科書、特に、歴史の教科書は、何を学ぶ所だろうか。
愛国心だろうか。
儒教的精神であろうか。
正義感だろうか。
愛国心は、何時、学ぶものだろうか。
国家と国家の戦争に、喜んで行くことが愛国心だろうか。
与謝野晶子氏の親族は、どのように思って、小泉政権を支えているのか。鉄幹氏の血筋か。
中学校・高校で学ぶ、「国語」「理科」「社会」「英語」・・・数学、物理、世界史、日本史・・・などは、全て、合理的な精神、偏見が無く、公平な観点、良識などを学ぶのである。できれば、国際水準の。国際的に通用する常識を。
また、自分の考えを、ルールに則って、合理的に説明し、他人の言葉を、他人の身になって考える能力を養うのである。所謂、多角的な視点を養うのである。
そうして、余裕があれば、ノブレス・オブリッジ、比較的弱者を労り、共同する喜びを味わう経験を積むのである。
殊更に、近隣諸国との軋轢を煽っている教科書を用いて、思春期の勉強をさせられる子供達は、どんな気持ちだろうか。
文部省の役人の子弟の殆どが、私立中学・高校に行っている、という。彼らは、自分の子供には、決して、リスキーな人生を歩ませない。
小泉氏の周辺に居る財界、学者、官僚が、どのような目で、自分達の支持者を見ているのか、彼らこそ、「あなた達を、蔑んでいるんですよ。」
歴史は、ものの見方、現在と過去と未来の「断絶」と「連続」を考える場だ。日中韓の共通の歴史教科書が出来れば、非常に、刺激的だ。さらに、東南アジアや、米国、EUとも、共通の物が出来れば、喜ばしい。対立は、対立として、併記すれば良い。
中学・高校の教科書に、思想性の濃い教材を用いることは、偏った先入観を持たせることになる。
共通の教科書が無い間は、近隣諸国と軋轢の無い無難な教材を用いることが常識だろう。但し、これまでの、日教組の、余りに、唯物史観色の濃い生徒指導に、問題が在った。ポスト・モダンの潮流を理解して、「事実の真実性」について、「常に疑う態度」を教師は持つべきである。
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