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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050718-00000008-mai-pol
毎日新聞は16、17の両日、全国世論調査(電話)を実施した。焦点である郵政民営化関連6法案が今国会で成立しなかった場合の衆院解散の賛否を聞いたところ、53%が「賛成」と答え、「反対」の36%を上回った。一方で、今国会での同法案成立については「成立させるべきだ」は25%にとどまった。内閣支持率は過去最低だった昨年12月と並ぶ37%で、前回より4ポイント低下。逆に不支持は40%と2ポイント増え、昨年12月以来7カ月ぶりに、不支持が支持を上回った。
郵政法案をめぐり、小泉純一郎首相は参院で否決された場合でも衆院解散に踏み切る構えを示し、反対派との攻防が激化している。調査では、小泉内閣支持層の52%、不支持層も58%が解散に「賛成」と答えた。支持政党別では自民支持層の52%、民主の64%、無党派の52%が「賛成」と答えたが、解散に消極的な公明党は46%が「反対」と回答、「賛成」の41%を上回った。
しかし、法案について今国会で成立させるべきかを聞いたところ「成立させるべきだ」は25%。「こだわる必要はない」が52%と最多で、「今国会で否決し、廃案にすべきだ」も17%あった。4月の同様の設問でも「成立させるべきだ」は27%で、今国会成立を掲げる小泉首相の姿勢と裏腹に、理解は進んでいない。
小泉内閣支持層では51%が「今国会で成立させるべきだ」とし、「こだわる必要はない」の42%を上回ったが、自民党支持層では「今国会で」が42%、「こだわる必要はない」が45%と逆転した。郵政法案が否決された場合の衆院解散には肯定的な一方で、今国会での成立にも慎重という結果で、政局の混迷を衆院解散・総選挙で整理しようとする意識がうかがえる。
また、内閣支持率は、「支持する」が6月の前回調査より4ポイント減り、「支持しない」が2ポイント増えた。やはり支持と不支持が逆転した昨年12月は、イラクへの自衛隊の派遣延長決定が支持率に影響したとみられていた。支持の理由では「小泉首相の指導力に期待できる」(19%)、「自民党の首相だから」(9%)がそれぞれ2ポイント、5ポイント減少した。さきの郵政法案の衆院本会議採決で、大量の議員が造反したことが影響したとみられる。不支持理由は「景気回復が遅れているから」が最多で50%だった。
支持政党別では、自民党支持層の69%が「支持する」と回答し、前回より5ポイント減少した。全体の44%を占める無党派層は39%が「支持しない」と答え「支持する」の29%を上回った。
【三岡昭博】
(毎日新聞) - 7月18日3時6分更新
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