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(回答先: つくる会教科書を採択 栃木・大田原市(東京新聞7月13日) 投稿者 happyblue 日時 2005 年 7 月 13 日 20:23:37)
@扶桑社の教科書 大田原で選定
教師の意見決め手に 協議会で満場一致(読売新聞)
大田原東地区公民館で始まった大田原市教科書採択協議会。ブラインドも閉められ、この後、会議は非公開で行われた
大田原市の教科書採択協議会(協議会長=小沼隆・市教育長)は12日、大きな混乱もなく、扶桑社発行の歴史と公民の教科書を選定した。下都賀地区の採択協議会が同社の歴史教科書を選定し、激しい抗議行動が広がってから4年。今回の大田原市では、学校現場や調査に当たった学校教師の意見が決め手となり、スムーズに選定作業が進んだという。
――採択協議会
採択協議会は、委員7人が出席し、午前9時30分から、大田原市若草1の大田原東地区公民館多目的ホールで行われた。会議は非公開。ホールのブラインドはすべて下ろされ、中をのぞかれないよう周囲には市教委職員が見張りに立った。
国語、社会科の順に粛々と選定作業が進み、歴史では、「文化史が丁寧にかかれている」「最も指導要領に基づいている」などとした調査員会の報告を基に扶桑社の教科書を選定。公民についても、「義務と権利について分かりやすく記されている」などとした調査員会報告を踏まえて、同社の教科書を選んだ。いずれも満場一致だったという。
昼になると弁当が運び込まれたが委員は部屋にこもったきり。午後3時40分ごろようやく協議を終えて姿を見せた小沼教育長は、「協議会としては結論を出しました。内容はあす(13日)の教育委員会後にお話しします」とだけ話し、すぐに市職員の車に乗り込んだ。
――反対行動
協議会会場には12日朝から、「平和憲法否定の教科書NO!」などと書かれた紙を手にした「県北部歴史教科書と教育を考える会」(槐六男代表)のメンバーら8人が集まり、会議終了時には、他の団体も含めて十数人に及んだ。
考える会のメンバーらは協議会開催中、市教育委員3人の自宅を訪問。委員はいずれも不在だったが、扶桑社の教科書を採択しないよう申し入れたという。また、市教委に対しては、13日の委員会延期を要望した。槐代表は「採択協議会は市民の目を遮るやり方だ。13日は人を集めて反対したい」と話した。
――抗議と激励
大田原市役所には、12日未明から、賛否双方の電子メールや電話やファクスが相次いだ。市によると、12日午後5時までに、電子メールが約280件、電話は約70件、ファクスは11件。「問題の多い教科書を採択することは、よくよくお考えいただきたい」「戦争を賛美する教科書は使って欲しくない」などとする反対意見の一方で、「指定された教科書からどれを選んでも、非難されることはありません」「抗議も多いでしょうが、子供達に良い教科書を届けるためにも頑張ってください」などとする賛成や激励の意見もあった。
――選定関係者
「騒ぎになるのは覚悟している。でも、子供たちのためにしっかりと選びたい」――。関係者の一人は選定前、読売新聞の取材に対し、そう話していた。
向こう4年間にわたって使用する教科書は、県教委の教科書選定審議会の意見や、現場教師による調査員会の報告を基にして、採択協議会で一つに絞られる。
大田原市では5月から、計30人の調査員が分担して各社の教科書を調査、社会科は4人が担当した。その結果、歴史では「配列が良く指導しやすい」、公民では「分量が適切で、使いやすい」などとの理由で、いずれも扶桑社の教科書がふさわしいとの結論になったという。
また、別に実施した市立7中学校への意見聴取でも、扶桑社に好意的な意見が多数を占めたという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news001.htm
(2005年7月13日 読売新聞)
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