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(回答先: 念のため首相への道を封じるためでは? 投稿者 i^i 日時 2005 年 7 月 12 日 01:03:28)
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全国知事会長選：石原氏を推薦 田中・長野県知事
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050129k0000m010072000c.html
２月に予定される全国知事会長選について、田中康夫・長野県知事は２８日の会見で、「石原慎太郎（東京都知事）氏をおいてほかにはないと思う」と語り、石原氏を推薦する意向を明らかにした。推薦理由に関し、「強い日本だけでなく、か弱き国民に目を配る点に文学者としての素晴らしさがある」と述べた。
同会長選をめぐっては、現会長の梶原拓・岐阜県知事が引退を表明。上田清司・埼玉、松沢成文・神奈川の両県知事が石原氏推薦で合意している。石原氏自身は静観の構えで、同日の会見でも「勝手連的な動きだから阻止するつもりも促進するつもりもない」と態度を明確にしなかった。
一方、梶原氏は、同日の地方分権推進連盟第１回総会で「（次期会長は）市町村の立場を尊重しないと地方６団体はまとまらない。自分のところの利害だけ言うなら失格」と述べ、市町村との調整力の大切さを強調した。【奥村隆、中山裕司】
毎日新聞 2005年1月28日 20時08分
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僕自身田中知事には期待していましたので、彼の言動は不可解としか言えませんでした。
石原慎太郎は死人を出した「戸塚ヨットスクール」も擁護してました。
この一事だけでも推薦理由には？？？がつきます。
そういえば彼は、魚釣島に西村慎吾と一緒に船を貸しきって行ったとき、実弾を積んでいきました。こんな人に都市の首長にはなってほしくありません。
彼がディーゼル車の黒煙対策をやったのは、自民党代議士時代にオウム教に多額の寄付をしており、ハマコーの暴露でそれがバレたからでもあります。（オウムの施設に強制捜査が入る数週間前、彼は突然訳のわからない悪態をついて議員を辞めています）
環境庁長官当時には、水俣病患者は補償金目当てのニセ患者と発言しています。
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別冊宝島「官僚のボヤキ」
『自殺した山内環境庁企画調整局長が最後まで守り抜いたこと』より抜粋。
水俣病---初めての患者が発見されたのは一九五六年のことだった。熊本県水俣市のチッソ水俣工場から不知火海へ流された有機水銀混じりの排水による汚染魚を食べた住民が、次々に発病し、手足のしびれや著しい運動障害、精神障害を起こし、死んでいった。そして胎児性患者の出現・・・。
「狂い病」とも言われた水俣病の悲劇は『苦海浄土---わが水俣海』(石弁礼道子著)をはじめ、幾多の著作物や記録映画などで語られてきた。
自らも認証患者のひとりである川本輝夫氏は、こう語る。
「この水俣の海は、魚の濃い、豊かな海でしてな。私の親父は一本釣りと、かし網の漁師で、毎日エビ、カニ、アジ、ボラなどを獲っておりました。三度の食事も、魚の出んことはなかったですね。そのうち、親父の言葉がもつれるようになり、足もフラフラして、床についたままになってしもうた。ヨダレもたーらたら流して、そりゃ悲惨なもんですたい」
寝たきりになった父親は、川本氏の留守中に不自由な体を懸命に動かし、首吊り自殺を図ったこともあったという。
「母親はもう早うに亡くなっておりまして、私ひとりではとても看病しきれませんから、精神病院へ入れましてな。そのニカ月後には死んでしもうたとです」
一九六〇年四月のことだった。父の死が水俣病であることを保健所や市役所へ申し立てたが、結局取り上げられなかった。
「もう地獄ですたい。こん水俣には、恨みを持ったまま、狂い死んでいった人間が、山のようにおるとです。死後、解剖されてからやっと認定された人もおります。誰が自分の子どもや親が切り刻まれることを望みましょうか。でも、解剖せんと認めてくれんかったとです。ムチャクチャな話ですたい」
水俣病の発生以来、不知火海沿岸からは約五万人の住民が他へ移り住んでいったという。
「漁のできんごとなって、生活苦から都会へ働きに出た人も多かでしょうが、なかには水俣病への偏見や差別から逃れるために出て行った人も多かとですよ。そういう人たちがどうなったのか、なんもわからんです。認定されたり、裁判へ訴えとる人は、氷山の一角ですたい」
「金めあてで水俣病と言いよる」「腐った魚を食いよったからおかしな病気になった」・・・。周囲の差別と偏見は容赦がなかった。子どもの就職や結婚に差し障りがあると、あえて名乗り出なかった人も多いという。被害者の先頭に立ち、国や県と交渉を続けてきた川本氏のもとには今でもいやがらせの無言電話や脅迫の手紙が舞い込む。
「被害者のほとんどは田舎のじいちゃん、ばあちゃんですから、びびるのは当たり前です。しかも、国が和解交渉を先へ延ばすうちに、どんどん死による。国は被害者の老齢化が進んで、立ち消えになるのを待っとるのでしょうなあ」
ある医療関係者が、認定基準の問題点を次のように指摘する。
「水俣病患者は時の経過とともに、病状が軽快する傾向があるのに、認定の判断基準は逆に精密化している。これは現状に即した措置とは言えません。ここまできた以上、患者を救う道は和解以外にないと思います」
一貫して、国と対決しつづけてきた川本氏は山内氏の自殺について、こう語る。
「あん人は九州の出身じゃから、水俣病のことはよう知っとったはずです。国のやり方には納得できんかったと思いますよ。自殺するくらい、悩まれたということでしょうなあ。ほんに借しか人を亡くしたと思います」
川本氏とともに環境庁へ陳情に赴いた「水俣病問題の早期解決を願う会」の松本満良委員長(五十二歳)は、当時の山内氏の印象をこう語る。
「山内さんのおっしゃることは、『現段階では和解に応じられない』という、国の見解の繰り返しでした。私たちから見ると、役人そのものという感じでしたな。しかし、私が『お役人としてでなく、人間として考えて欲しい』と言うと、じっと黙り込んでしまわれた。その後、自殺されたことを考えると、心の中にはたいへんな葛藤があったんでしょうな」
現在、水俣市の市議を務める松本氏はまた、十五歳のときからチッソ水俣工場で働きつづける現役の労働者でもある。
「私の所属するチッソ労組は、昭和三十七年に安賃闘争(べースアップ要求のストライキから発展した大争議)へ突入し、その中で人間の生命を無視する企業の論理を学び、患者さんの支援へ真剣に取り組むようになったのです。仲間には、裁判で会社の排水処理の実態を証言した人間もおります。その分、会社側の風当たりは強く、もうさんざんな目にあいました」
「説得部屋」と呼ばれる一室で、会社の幹部が「将来、どうなるかわからんぞ」と脅し、締め上げたうえ、それでも屈しないとなると、実力行使が待っていた。
「作業課という新しくつくられた課に配属され、沼地の埋め立てや、工場内の草とりに駆り出されるのです。ブロックの山を、ただ右から左へ積み替える、ということもやりました。まあ、体のいい見せしめですな。ついに音をあげて、会社側の第二組合へ落ちていく者が続出しました。それでも私らは患者さんの座り込みへの差し入れやカンパを続けたとですよ。我々はやはりチッソの社員である前にこの土地で生まれ育った水俣の人間ですからね。やはり土地の者が苦しんどるのを無視はできんですよ」
一九〇八(明治四十一)年の工場進出以来、水俣はチッソの企業城下町として栄えてきた。水俣の人びとにとって、チッソは殿様であり、安定した収入の得られる憧れの職場であった。
「水俣病が問題になりはじめた頃、会社の管理職たちはさかんに『あまり水俣病、水俣病と騒ぐと、チッソは水俣から引き上げてしまうぞ』と言っておりました。働く場を失いたくなかったら、おとなしくしておれ、というわけですよ」
チッソは犯すべからざる存在、との意識は住民の間にも根強く、それが患者への差別に拍車をかけた面もあるという。
「患者さんへの差別は、それはひどかものでしたな。バスに患者さんが乗ってくると、皆逃げてしまうんですよ。仕方なしに家族の人は患者さんをおぶって病院まで通うんですな。悲惨な光景でした」
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