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(回答先: Re: ATTACジャパンについて教えて 投稿者 研 日時 2005 年 7 月 09 日 19:14:35)
自分で自分への回答で申し訳ないが、やっと次のような資料を探し出したので紹介します。
つまり日本のATTAC(市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション(連合)」)には幾つか支部的なものがあり、それぞれが独立して動いているようです。これらの人々が自主的な目標や方針をもってATTACの趣旨に沿った活動と考えて行動しているようです。(ATTAC京都、関西などなどがある。)(ちなみになぜこんなことを調べているのかというと、魅力的なATTACのタイトルと多くの活動テーマの関連性が容易に理解できないためである。そして、関連性の説明がホームページにあまりよく説明されていない、市民向けというよりもすでに同士である人向けに見うけられたからだ。そこでずっとこれに関心をもってきていたのです。)
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http://www.interq.or.jp/leo/sinter/old/pow142.htm
ATTAC―JAPAN(首都圏)が設立
もう一つのグローバライゼーションを
二〇〇一年十二月九日、東京でATTAC―JAPAN(首都圏)が設立された。設立会議には、日韓投資協定の問題、多国籍企業の行動(トヨタのフィリピンでの労組弾圧)、民営化問題、移住労働者の問題、野宿者問題、食品安全の問題、農業問題、反戦など、各分野で活動している人々がおよそ五〇名参加。
また滞日中のATTACケルンのマリア・ミーズさんが、ドイツの現況報告を含め連帯のあいさつをおこなった。
運動体名称が首都圏となっているのは、すでに関西のATTACが設立されているため。両組織はおのおの独立している。この世界的運動のもつ開放性を反映し、二つの運動体は当面、連携しつつも独自に活動をすすめる。
ATTACは、「市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション(連合)」の略称であり、最初フランスで結成された。すべての外国為替取引に課税する、「トービン税」を、途上国支援の資金として創出しようとする運動だ。したがって、本質的には投機的である金融取引の国際的自由市場を規制することと、グローバライーゼーションが不可避的に拡大してきた途上国の貧困と地域破壊への対抗を結合する性格をもっている。
現在の新自由主義グローバライーゼーションの基礎には、自由な投資の至高性(多国間投資協定―MAI―が体現する)がある。そしてそれを現実化するテコとして、実物経済から完全に切断され、「信用操作」によって日々巨大化する巨額の金融資本―貨幣―がある。さらにこの金融資産の保有と管理運用の主体は、極度に集中され、民衆からまったく隔絶され、それ故何らの民衆的統制も受けない、一握りの巨大多国籍産業資本と金融資本である。
この三者が相まって、生身の人間の必要にはまったく責任をとらず、必然的に人間を破壊する生産と再生産(投資)のサイクルが作られた。しかもそのサイクルは、人間的規制を欠き、資本の価値増殖の危機を根底にかかえることによって、極度に不安定かつけいれん的なものとなっている。
ATTACの運動はまさに、このシステムの心臓部に痛撃を加える位置にある。それゆえ、この運動は、全世界のに急速に拡大中だ。この世界的運動への日本からの合流は、フランスATTAC代表、ベルナール・カッセン氏の二〇〇一年の来日を機に呼びかけられた。首都圏ではその後四回の相談会が開かれ、今回の設立が準備されてきた。各相談会には多様な人々が参加し、運動の目的や活動内容について丁寧な討議が重ねられ、今後も討論は開かれている。新自由主義のグローバライゼーションに反対する世界的運動がそうであるように、参加者の自主性を尊重し、相互の民主的関係を重視する国際主義的運動への挑戦がここにある。
九月十一日の事件とその後の展開は、新自由主義のグローバライゼーションのつくり出した、世界全体への破壊的作用と、それに対する既成支配権力のむき出しの強権―民衆殺戮―への依存を隠しようもなく暴き出した。民衆の必要を民衆の連帯の中から実現しようとする世界的運動がまさに求められている。ATTACの運動はその具体的柱の一つとなろうとしている。日本における二つのATTACがその一翼となるべく、われわれも力を尽くさなければならない。
ATTAC―JAPAN(首都圏)は当面、一月末ブラジルのポルト・アレグレで開かれる第二回世界社会フォーラム(五万人規模の結集が予測されている)に参加し、世界の運動、息吹と直接交流することから活動を開始する。
なお、ATTAC―JAPAN(首都圏)は年会費一口三千円の個人会員と会費二口以上の団体会員で構成されるが、政党、党派は会員となることはできない。また情報交換は基本的にインターネットで行われ。ATTACのニュース・レター「サンド・イン・ザ・ウイールズ」の日本語版は、以下のウエブサイトに公開されている。---------------2001
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