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2005.07.09 Saturday 06:02
国会の奇妙な静謐と「根回し」の存在
http://blog.kaisetsu.org/?eid=59848
ポスト・モダンな社会へ / Kaisetsu
今回の郵政の衆議院での攻防と「5票差」について、自民党内の若手とマスコミの慌てぶり、騒動とは、裏腹に、「綿貫氏」と「小泉氏」の悠然とした態度、また
天木直人のホームページ
郵政民営化法案と政局 天木氏 2005/07/06
http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSColumnT&Init=CALL&SYSKEY=0098
今回小泉首相を追い詰めたのは。民主党ではまったくない。それどころか民主党は小泉自民党の補完勢力だ。
郵政民営化特別委員会で法案が採択された時、なんと民主党の理事や委員は、小泉首相、竹中担当相、二階俊博委員長、山崎拓らと、ニコニコしながら握手していた。信じられない光景だ(6日付日刊ゲンダイ)。
のような状況を、どのように見るかである。
素直に見れば、自民党の若手やマスコミなどが、黒子の胸中を知らずに、踊らされているだけで、むしろ、「5表差」の可決は、シナリオの通りだったと考える方が普通だろう。
では、誰が仕組んで根回ししたか。
勿論、「二階氏」であろう。
次のODA ウォッチャーズの『2005年6月30日時点の予測』を思い出して頂きたい。
2005.06.30 Thursday 04:54
2005年6月30日時点の予測
近未来予測事項 / Kaisetsu
ODA ウォッチャーズは、次の通り、将来を予測していたし、予測している。
(注:関連サイト:http://kaisetsu.ameblo.jp/)
十一、保守党の二階氏は、都議選後、チャンスを待って、小泉氏側から綿貫氏の側にスタンスを移す可能性が高い。55日の国会延長と郵政修正の落とし所を探る過程で、最終的には、小泉氏を倒す方に回り、その後の地位を保証される道を選ぶと予想する。(これも、このブログの過去に既述)
今回の「5表差」の衆議院可決は、「衆議院の解散を封じる」「綿貫氏のサイドの勢力の誇示」「小泉氏の側の勢力の削除」「政治の力点を、小泉氏の側から、青木氏・綿貫氏の側に移す」効果を十分に発揮している。これを、小泉氏の事前に了解せざるを得ない状況に持って行っているのが、「二階氏」の凄さ、政治力である。
これで、郵政の行方が、どのように転ぼうと、「二階氏」は、「青木氏・綿貫氏の側」にも、「小泉氏」側にも、両方に恩を売ったことになり、さらに、政治の重心が移りつつある「青木氏・綿貫氏」にも、より多くのシンパシーを得たと思われる。
事前の山崎氏の興奮振りと内輪もめの状況から察するに、山崎氏は、蚊帳の外だったのだろう。
政治は、個人の『欲望』と『知的打算』によって、見えない所で決定されるのである。
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