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「週刊現代」2005.07.09号
神崎武法「向島醜聞」告発の行方
[前参議院議員]平野貞夫氏が問うた「女性の人権尊重を唱える」党トップの言動
公明党・創価学会の奥の奥まで知る男・平野貞夫氏が、45年間の見聞のすべてを2冊の本でぶちまけた。この恐るべき「裏面史」を、神崎武法代表は、どう受けとめるのか──。
…(略)…
山拓の「学会と異体同心発言」
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■平野貞夫1935年、高知県生まれ。法政大学大学院修了後、衆議院事務局に就職。衆議院副議長秘書、議長秘書、委員部長などを経て、'92年に自民党と公明党の推薦を受けて参院選に初当選した。以来、小沢一郎現民主党副代表の腹心として'93年に新生党、'94年に新進党、'98年に自由党の結党に参加。'03年には民主党に合流し、参議院財政金融委員長に就任、昨年政界を引退した。
長年にわたって「裏の国対委員長」の異名を取り、公明党の裏事情にも精通。このほど『公明党・創価学会の真実』『公明党・創価学会と日本』(いずれも講談社刊)を同時に出版した。
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私は'92年に高知県選挙区から参院選に出馬した際、与党・自民党と野党・公明党から推薦をもらった唯一の候補者でした。いまでこそ選挙で自民党公認の候補者が「小選挙区は私に、比例区は公明党に入れてください」などと言っていますが、当時は極めて異例のことでした。だから当選確実が出たときの第一声の挨拶で私は、「創価学会の皆さんのおかげです」とお礼を述べたのです。
しかし、最近の自民・公明連立政権を見ていると、激しい憤りを禁じえません。
たとえば、4月24日に行われた衆議院福岡2区の補欠選挙では、前回'03年11月の総選挙で落選した山崎拓首相補佐官(当時)が返り咲きを果たしましたが、翌日の朝日新聞は次のように伝えました。
<山崎氏も必死だった。(4月)10日夜、公明党地区責任者らを前に、かつての創価学会批判をわびた。「皆さんとは一心同体ならぬ異体同心の思いです」。前回衆院選の落選は、自身の女性スキャンダルで学会票が逃げたことが一因と言われてきた>
かつて徳川幕府はキリスト教徒を弾圧するため、「踏み絵」を行いました。平成の今日、公明党・創価学会は、小泉首相の無二の盟友として知られ、当時首相補佐官という権力の中枢にいた山崎氏に「かつての創価学会批判をわび」させ、「皆さんとは異体同心の思いです」との言質を取ったのです。これは、創価学会という宗教団体が、首相補佐官という国家権力者に対して思想信条のいわば「逆踏み絵しを行ったものに他なりません。創価学会と「同心」となった政治家が総理官邸の中枢に送り込まれたわけで、まさに中世の暗黒時代を想起させます。
「向島の天ぷら屋で」
山崎氏の場合、女性スキャンダルが原因で創価学会票が逃げたとのことですが、公明党の幹部たちも女性スキャンダルには事欠きません。それは、私が長年にわたってつけひもとていた日々のメモをひもとくと、一目瞭然です。
たとえば、竹下政権下で大型間接税(消費税)の導入をめぐって国会が紛糾していた昭和62年('87年)、私は公明党の大久保直彦書記長ら執行部から、よく意見を求められました。
大久保書記長はじめ、当時の公明党執行部が会合場所に指定してくるのは、新宿の韓国料理店・銀竜閣でした。銀竜閣では留学という名目で韓国人美女たちを集め、とかく過激なサービスを行っていました。当時の公明党執行部は銀竜閣が大のお気に入りだったのです。
また、昭和48年('73年)9月に超党派の議員団がヨーロッパ5力国を歴訪し、私も同行しました。このときも、当時の公明党議員は自民党、社会党の議員とともに、マドリッドで買春行為に耽っていました。
いまをときめく神崎武法代表の女癖の悪さに、辞易したこともありました。
…(略)…
そんな生真面目なイメージの神崎氏の人格が豹変したのは、宴会が始まってしばらくたってからのことでした。詳細は拙著『公明党・創価学会の真実』に書きましたが、神崎氏が、横に侍らせたコンパニオン女性に対して、目に余るセクハラ行為に及んだのです。
多少の猥談をするとかいう程度なら理解もできますが、これは少々違いました。それまで政治談義に耽ったりカラオケに興じたりしていた周囲の議員たちも皆、呆気にとられて神崎氏の”暴挙”を見ていました。私には、信仰を持ち、「私達が志向するのは人権が最大に尊重される男女共同参画社会」(公明党新宣言)と唱える政党の幹部がする行為とは、とても思えませんでした。
…(略)…
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