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『週刊・現代』2005.07.02号
NHK改革進まず
海老沢元会長の側近が関連団体に天下り
昨年、海老沢勝二前会長の体制下で、これでもかと言うほど、不祥事が発覚したNHK。しかし6月8日に発表された'04年度連結決算によれば、『冬のソナタ』関連商品のヒットなどで子会社が潤い、前年度比+172億円の増収で、受信料不払いによる減益をカバーしてしまった。
喉元過ぎれば……。このスキを狙って、あの独裁者が放送現場への影響力を、まだ保とうとしているようだ。あるNHKの元幹部は、本誌に次のように告発した。
「NHKに独裁体制を敷いた海老沢氏が、影響力を維持しようとしています。悪しき旧体制の象徴として退任させられた海老沢の子飼い理事たちが、NHK関連団体や放送事業にまつわる有力団体に復帰しようとしているんです」
橋本元一会長は4月、「清新な体制」にするとして海老沢体制下の8人の理事を退任させた(うち一人は健康上の理由)。元幹部はそのうち5人の理事が復活する可能性があると言い、実名と復帰先の会社・団体名を明かしたのだ。
▼諸星衛氏→NHKインターナショナル
▼野島直樹氏→NHK交響楽団
▼出田幸彦氏→NHK文化センター
3人の元理事は関連団体に天下りするとみられるが、元幹部によると、世間の批判をかわすため、すぐさまトップの座には就かないという。
また和崎信哉氏と、中山壮介氏の二人の名前も挙げられた。和崎氏は6月15日付で地上デジタル放送推進協会の専務理事に就任が決まり、中山氏は6月22目の総会でBSデジタル放送推進協会の理事に選任される予定である。
続出した不祥事は、海老沢氏が自分の子飼いで組織を固めたことに一因があると糾弾された。橋本会長は、海老沢色をなくそうと理事を刷新したはずだ。NHK広報局は、
「3人の経験や適性などを考慮して検討していく」
としたが、不祥事の責任を取って退任させられた理事を復活させるのかと聞くと、
「NHK関運団体で、OBが経験を生かし、能力を発揮してもらうことも大事」
と回答した。
6月の管理職の異動で、不正防止のための組織改正を行ったとするNHKだが、視聴者より身内を大事にする体質を改善する気はないようだ。
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