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(回答先: 自民党は桃太郎論 投稿者 Mグループ 日時 2005 年 6 月 24 日 09:26:51)
武器や兵糧はおじいさんおばあさんが十分に用意してくれたし、吉備団子パワーの
お陰で心強いお供も集まった。ということで、我らが桃太郎も、いよいよ心ときめく
鬼退治の旅に出発である。目指すは赤鬼青鬼に住む鬼ヶ島。彼の地には、鬼どもが集
めてきた財宝がたんまりあるという。
さて、鬼ヶ島に陣取る鬼の一匹目、おなじみの赤鬼であるが、これは色の通り、アカ
、労働者勢力である。そしてこれを実際に束ねる労働組合、あるいは共産党、社会党と
いった左翼政党が眼前の赤鬼となる。
赤鬼が守る宝、それは労働者の権利、一般国民の人権と生活、さらにはその大元にある
憲法である。ところが、これが財界にとっては金儲けの最大の障害になる。労働者の立場
の弱さにつけ込んで、可能な限り低い賃金、低劣な職場環境の下でこき使うことで、企業
の側は多大な利益を挙げることができるできる。憲法を頂点とする労働法体系は、それに
様々な歯止めをかけているはずなのだが、サービス残業が常態化している状況をみれば
わかる通り、歴代自民党政権の実際の運用により、労働者の権利など有名無実になってい
る。そうして、本来なら労働者の手元に残るはずの金が、企業に側に吸い取られていくわ
けである。
また憲法は、様々な企業や政府の横暴から一般国民を守る上で、ほとんど唯一の拠り
所なのだが、これまた金儲けの邪魔は許さんとばかりに、実質的に官僚機構に取り込ま
れた裁判所は、憲法の番人どころか権力の番犬さながらに、桃太郎と一緒になって憲法
をねじ伏してきた。
もう一匹の青鬼、これもまた色の通り、青葉の青で、環境保護勢力である。環境保護
勢力は赤鬼と手を組んだり、政党の場合、両方の政策を支持したりもしているが、どちら
かというと学歴や収入が高めな中流層に人々が、身近な生活に根ざして、環境破壊や乱開
発に抵抗する運動としての色彩が強い。そのため、青鬼には青鬼の手強さがある。まあ、
赤鬼が肉弾戦を得意とする単細胞型、青鬼がインテリ理論派で体力はないが頭脳戦や草の
根のゲリラ戦に強いといったところだろうか。
この勢力が守るのは、もちろん環境、そして食生活に代表される日常生活の安全である。
この宝を奪うことで、企業は金儲け最優先の乱開発、公害垂れ流し操業、無責任な商品の
開発、販売がし放題になる。
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