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(回答先: 同じ高校の16歳少年逮捕 東京の高1女子刺殺(共同通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 11 月 12 日 03:38:18)
Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000005-mai-sociより引用
<町田女子高生殺人>同級生の男子生徒を逮捕
東京都町田市の都立町田工業高1年、古山優亜(こやまゆうあ)さん(15)が自宅で刺殺された事件で、警視庁町田署捜査本部は12日未明、優亜さんの同級生の少年(16)を殺人容疑で逮捕した。事件があったとみられる10日夕刻以降、少年は手に負ったけがの治療を病院で受けており、少年が着ていたとみられる衣類がクリーニング店に出されていた。この衣類には血が付いていた。調べに対し、少年は優亜さん殺害を認める供述を始めているという。
この少年は優亜さんと同じ中学校を卒業した。友人によると以前、優亜さんと交際したことがあるという。捜査本部で動機を追及する。
これまでの調べでは、11日午前5時半ごろ、帰宅した母親の君子さん(39)が居間で死亡している優亜さんを発見した。顔や首、頭など約50カ所に刃物による傷があり、死因は失血死だった。10日午後5時〜6時ごろ、優亜さんの部屋から「キャー」という悲鳴や、「ドスン」という音を近所の人が聞いており、優亜さんはこの時間帯に襲われたとみられている。
室内は衣類などが散乱し、激しく争った跡があるものの金品を物色した形跡がなく、捜査本部は優亜さんが何らかのトラブルに巻き込まれていた可能性があるとみて交友関係を捜査していた。また現場の5階建て住宅の4階から1階までの外階段に血痕が残っており、犯人がけがをしているとみていた。
捜査の結果、10日夕刻以降、手に重傷を負って病院で十数針を縫う治療を受けた同級生の少年が浮上。捜査本部で事情を聴いていた。
一方、優亜さんの自宅玄関の鍵が入ったバッグが今月2日、同校中庭で盗まれていたことも分かった。盗まれたのは緑色のバッグで、鍵のほか財布や生徒手帳、キャッシュカードなどが入っていた。2日午後6時55分〜7時5分ごろの間に、同校の中庭の机の上に置いていたところを盗まれたという。この鍵が事件で使われた可能性もあり、捜査本部は少年と盗難事件の関連も調べている。
◇未明に逮捕 少年事件では異例
東京都町田市の女子高生殺害事件は、被害者と同級生の少年(16)の逮捕が未明にずれ込む少年事件としては異例の展開となった。
逮捕にあたっては刑事訴訟法で、容疑者への身体的影響などを配慮した取り扱いを求めているが、警察庁幹部は「少年の場合、配慮すべき事情は多いだろうが、緊急性など個別の状況によって未明の逮捕もありうる」と言う。
中央大の渥美東洋名誉教授(刑事訴訟法)は「逮捕状の請求、執行は緊急を要する場合が通常だ。何が起こるか分からないので、できるだけ早く処理しなければならない。被疑者が未成年でも、仮に執行が遅れて被疑者が命を落としたり、証拠隠滅をされたら大きな問題になる」と話した。
◇同級生殺害に衝撃
2人の間に何があったのか――。東京都町田市の都立町田工業高1年、古山優亜(こやまゆうあ)さん(15)殺害事件は11日夜、急展開した。警視庁が男子生徒(16)について殺人容疑の逮捕状を請求したことで、「同級生殺人」の可能性が強まった。少年は殺人を認める供述を始めたという。かつて交際していたという2人。少年を凶行に駆り立てたものはいったい何だったのか。「逮捕状請求」のニュースに、深夜まで残っていた学校関係者に衝撃が走った。
中学時代、少年の2年先輩だったという高校3年の男子生徒(18)によると、少年と優亜さんはかつて交際していたという。先輩の生徒は「優亜さんとは最近、別れたと聞いた」という。
少年は、小さい時に少年野球チームに入っていて「悪いことをするようには見えなかった」らしい。高校で少年はワンゲル部に所属していたという。
同校によると、少年は11日朝から学校に来て授業を受けていたが、右手に包帯をまいて登校し、担任から理由を尋ねられると「自転車で転んだ」と答えたという。
この日午後の6時限目の授業中に教師を通して警視庁に呼ばれて事情を聴かれたという。
これまでの調べでは現場となった室内は、衣服が散乱するなど激しく争った跡があった。優亜さんは約50カ所も刃物の傷があった。少年が手にけがをしたのも、この時とみられる。衣服に返り血を浴びたため、クリーニングに出したらしい。なぜ執ように刺したのか。
優亜さんの自宅の鍵が入ったバッグが、学校内で今月2日に盗まれた事件と少年との関係も、今後の捜査の課題だ。その日は、文化祭(4〜5日)の準備に入っていて、授業はなかった。バッグがなくなった中庭のほか、校庭、教室など生徒が準備に駆け回っており、生徒の出入りが激しく、外部侵入者は考えられなかった。
事件後、優亜さん宅の玄関は施錠されていた。少年は鍵を手に入れていた可能性が高い。母親の君子さん(39)は捜査員に「鍵が盗まれたまま錠を替えていないことを(優亜さんが)心配していた」と話しているという。
母娘2人の生活を支えていたのは、「活発で明るい」優亜さんだった。「(2人暮らしを)『気にしないでね』と言ってくれる、親思いの子でした」。君子さんは捜査員に、そう語ったという。
優亜さんは今年4月、地元の中学から町田工業高総合情報科に入学。部活のギター部ではドラムを担当し、自分でもエレキギターを買ってロック系の音楽演奏を楽しんでいた。体育祭では応援合戦に参加し、文化祭の準備では午後6時ごろまで教室に残り、演劇の衣装作りに取り組んでいた。
2年から分かれる進路は、パソコンを使ってポスターなどのデザインを学ぶ「情報デザイン系列」を希望していたという。
同校には12日午前0時ごろから、報道陣がつめかけたが、正面玄関に鍵がかけられ、ほとんど真っ暗な状態。生徒が取り調べを受けているとの情報に、留守番の教諭が「こちらも情報収集している」「まだ逮捕はないと聞いた」などと言葉少なだった。
午前1時、学校に到着した瀧上文雄校長は「大変残念な結果に終わった。逮捕されると言われる少年もまじめに学校活動に取り組んでいた。なんでこういう事になったのか頭の中を駆け巡り、混乱している」とコメントした。
同校は62年に開設された町田地区唯一の工業高校。生徒数498人。男子が75%で残りが女子。多摩南部地区の「科学技術のセンター校」となることを目標に学習活動を続けていた。
(毎日新聞) - 11月12日3時13分更新