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□<犯罪白書>少年院教官73%「処遇困難な少年増えた」 [毎日新聞]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/houmu.html?d=08mainichiF1108e020&cat=2&typ=t
<犯罪白書>少年院教官73%「処遇困難な少年増えた」 (毎日新聞)
法務省は8日、少年非行を特集した05年版犯罪白書を公表した。少年院の教官を対象に初めて実施した調査では、73%の教官が「最近、処遇困難な非行少年が増えた」と回答した。白書は「事件を反省し、償うために、被害者に与えた痛みを考えさせる系統的な処遇プログラムを強化する必要がある」と指摘している。
調査は今年4月、少年院の教育部門で6年以上の経験がある教官546人を対象に実施した。「以前より大きくなっている少年の問題」を聞いたところ、「思いやりや人の痛みへの理解力・想像力に欠ける」(63%)▽「対人関係を円滑に結べない」(58%)▽「感情をコントロールできない」(55%)などを挙げる教官が目立った。また、83%の教官が「指導力に問題のある保護者が増えた」と答え、白書は「少年への処遇だけでなく、保護者に自覚を促す働きかけの強化も重要」と分析している。
一方、白書によると、改正少年法が施行された01年4月から04年末までに、故意の犯罪行為で人を死亡させたとして家裁送致された16歳以上の少年294人のうち178人が検察官に逆送された。逆送率は61%。罪名別の逆送率は殺人57%、傷害致死55%などだった。改正少年法はこれらの重大事件では逆送を原則とし、逆送率は法改正前5年間の平均(24%)と比べ大幅に増えた。【森本英彦】
◇裁判員制度対象の重大犯罪が増加
09年に導入される裁判員制度で審理対象となる重大犯罪の数が年々増えていることが、05年版犯罪白書で分かった。裁判員制度の対象となる犯罪は、死刑・無期懲役に当たる罪や、故意の犯罪行為で被害者を死亡させた罪など。白書によると、これに相当する被告数は、02年2818人▽03年3089人▽04年3308人だった。法務省は「事件数が増えれば国民の負担増につながる恐れがある」としている。
[毎日新聞11月8日]