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日本歯科医師会(日歯)側から自民党旧橋本派への1億円ヤミ献金事件で、政治資金規正法違反の罪に問われた村岡兼造元官房長官(74)の第21回公判が4日、東京地裁で開かれ、弁護側の被告人質問が始まった。
村岡被告は「1億円の献金を受けたことは昨年の新聞報道まで知らず、当時のスケジュール帳を見ても、報告を受ける機会はなかった」と述べ、改めて事件への関与を全面的に否定した。
同派政治団体「平成研究会」(平成研)の滝川俊行・元会計責任者(56)は、2001年7月、同派会長だった橋本竜太郎元首相(68)から1億円の小切手を渡され、現金化したことなどについて、村岡被告と野中広務・元自民党幹事長(80)が一緒にいる時に報告したと証言している。
これに対し、村岡被告は、スケジュール帳の記述をもとに、移動に使った飛行機の便名などを一つ一つ挙げながら、同月は参院選などで多忙だったことを強調。「野中さんと一緒に報告を受ける機会はなかった。何を根拠に供述しているのか。誠にけしからんと思っている」と、滝川元責任者への怒りをあらわにした。
一方、前回公判で、野中元幹事長が01年7月2日の小切手授受の会食には出席しなかったと証言したことについて、「奇妙奇天烈(きてれつ)、摩訶(まか)不思議」としたうえで、「(野中元幹事長か、同席を証言した臼田貞夫前日歯会長らの)どちらかが偽証していることになる。検察官ははっきりさせてほしい」と述べた。
次回公判は11日で、引き続き弁護側の被告人質問が行われる。
(2005年11月4日20時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051104i214.htm