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(回答先: 毒殺未遂の高1、入院中の母をデジカメで数回撮影 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2005 年 11 月 02 日 17:54:37)
殺鼠剤タリウムを盛って母親(47)を毒殺しようとしたとして、殺人未遂容疑で静岡県警に逮捕された県立高1年の少女(16)。毒殺娘はブログ(日記風簡易ホームページ)に毒物の収集や薬物乱用に加え、事件の隠蔽(いんぺい)工作まで記していた。元東京都監察医務院長、上野正彦氏=写真=の著書も“参考図書”にしたことも判明し、上野氏は「少女は意味を取り違えている」と困惑している。
ネット上に残る記録によると、少女は昨年8月から「闇の中」というメールマガジンを週刊で発行。暗く意味不明な詩を約30人の購読者に向け発信していた。
今年7月に発行を打ち切り、楽天の無料ブログへ移行。「岩本」という偽名を使い、自らを「僕」と“2次元”世界では男を装っていた。
ブログでは「部屋の中の物を綴(つづ)ってみる。今回は薬品類【酸性系】『98%濃硫酸』『35%濃塩酸』…」「西友は薬品の品数が少なくて(中略)テトラヒドロゾリンを5ミリグラム/10ミリリットルで含んでいる物」と、タリウム以外にも薬物収集に異常な執着心をみせた少女。集めるだけでは飽き足らず「頭が痛いです。エフェ錠の副作用でしょうか?」「酔い止め薬の通常使用量の8倍の量を飲み干しました」と、薬物を乱用し、幻覚をみた記録もつぶさに公開していた。
ブログには上野氏の著書「死体を語ろう」をはじめ、薬物や殺人関係の本を図書館から借りたことも記載。上野氏は「やんなっちゃうね。そういうための本じゃないし、そういうこと(殺人)に応用する本じゃない。命の尊さを訴えるために書いている」と憤る。
少女は同県警三島署の調べに対し、「母が中毒になったのは知っていたが、やっていない」と容疑を否認しているというが、ブログには今年8月24日付で「酢酸タリウムが届きました」と、墓穴を掘る書き込みが。その数時間後の25日未明には巨大掲示板「2ちゃんねる」内の科学板「毒物マニア集合」に「酢酸タリウム購入しました」との氏名不詳の書き込みがあり、県警は少女との関連について調べている。
さらに、同掲示板を昨年8月24日までさかのぼると、「タリウムも捨てがたい。グレアム・ヤングまんせい(万歳)」との書き込みも。少女は英国の「毒殺魔」ヤングに傾倒しおり、かなり前からタリウムに興味を示していた可能性も浮上している。
また、同月から先月にかけ、少女は毒を盛った母親の病状をネット“実況中継”していたが、具合が悪く入院する母の病状を終始「原因不明のまま」と表現。狡猾(こうかつ)にも自身の犯行を隠蔽(いんぺい)工作していた。
「雑談には応じる。表面上は普通の女の子だが、留置場ではワケもなくニヤニヤしたりする。多重人格を装っているようだ」(捜査関係者)という少女は、調べでタリウム以外の毒物も母親に摂取させた。さらに入院後もタリウムを摂取させ、容体が悪化するさまや心電図のモニターをデジタルカメラで撮影するという、異常な行動を取っていたことも判明している。
「母親は教育熱心なぐらいで、家庭は円満だった」とは近所の住人。捜査関係者は「母親を殺すほどの動機がみつからない。ブログでは母親の容体と同時進行でハムスターを毒物で殺す“実況中継”もしていた。母親も実験台だったのではないか」と話している。
ZAKZAK 2005/11/04
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005110401.html