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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051102k0000m040123000c.html
千葉銀行(本店・千葉市中央区、竹山正頭取)は1日、同行の名を偽って取引先の法人に送られたCD−ROMを顧客がパソコンにインストールしたところ、勝手に数百万円が送金される不正振り込みが発生した、と発表した。インターネット・バンキングの盲点を突いた新手の「振り込め詐欺」とみられ、千葉県警で詐欺容疑などで捜査している。
◇新手の「振り込め詐欺」か
同行広報部によると、CD−ROMが送付されたのは、インターネット上で口座の出入金や残高照会ができる事業者向けサービスを契約している千葉県内の3法人。
3法人には10月、「セキュリティー強化のため」などと説明した文書とCD−ROMが同行のロゴのようなものを印刷した封筒の中に入って送りつけられた。3法人のうち1社がCD−ROMをパソコンにインストールしたところ、後日になって会社の口座から数百万円が知らない相手先に送金されていた。
インターネット・バンキングは、専用のシステムを使わず、既存のネットから金融機関のホームページに接続して手軽に出入金ができる利点があり、同行の取引先でも約6000事業者が利用している。3法人以外にCD−ROMが届けられた顧客はない様子で、同行では「顧客の個人情報が流出したのではなく、ネットの盲点を突いた新手の詐欺ではないか」と話している。同行では1日から「ソフトウエアのCD−ROMを送ることは一切ない」と顧客に注意を呼び掛けている。【山縣章子】
◇金融庁「注意を」
金融庁は1日、千葉銀行の名を使った新手の詐欺の発生を受けて、地方銀行など他の金融機関でも同様の被害が報告されている可能性があるとして、全国銀行協会に対して金融機関に注意を促すよう求めた。
毎日新聞 2005年11月1日 22時15分