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東京都板橋区の建設会社社員寮で今年6月、管理人夫婦が殺害された事件で、殺人などの罪で起訴された長男(16)の弁護団が、裁判の非公開やついたての設置などを求めていた問題で、東京地裁は26日、検察・弁護側双方に、裁判を公開し、ついたても設置しない方針を示した。
一方、少年のプライバシー保護にも配慮して、公判審理では少年を匿名とし、両親の氏名や居住地など少年を特定できる情報も明らかにしないことにした。被告を匿名で審理するのは、極めて異例。
同地裁などによると、栃木力裁判長は、少年の姿を隠すついたての設置や傍聴人によるイラスト作成の禁止について、「現時点では、裁判公開の原則に制約を加える必要性が認められない」と判断したという。
ただ、匿名で審理するため、同地裁に掲示される開廷表などにも、少年の氏名は記載しない。少年の入退廷時は傍聴人を法廷内に入れず、手錠姿を見せないようにし、被告席も傍聴席に背を向けた位置に設ける。
弁護側は「公判で少年が心理的圧迫から供述できないことも考えられ、公判の推移をみて再度、ついたての設置などを要望することもある」としている。
(2005年10月27日0時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051026i115.htm