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海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)の大麻汚染事件で、大麻取締法違反などの罪に問われた元海士長、前田大被告(29)=19日付で懲戒免職=の初公判が25日、横浜地裁横須賀支部であった。前田被告は起訴事実を認め「尿検査で他人の尿にすり替え、パスした同僚がいた」と証言した。
起訴状によると、前田被告は6月、先輩隊員だった市村宣人被告(34)=懲役3年、執行猶予5年の判決=から大麻草20グラムを4万5000円で買った。また自宅で大麻を栽培し、合成麻薬(MDMA)も所持した。
公判で、前田被告が7月、東京都内で合成麻薬を後輩隊員(22)=処分保留で釈放=に譲ったとされる事件で、検察官が調書を基に「隊内の尿検査で他人の尿を借りればいいや、と後輩に言ったのではないか」と追及。福島節男裁判官が「本当に他人の尿を出したのか」と尋ねたのに対し、前田被告は「自分はないが、後輩はやったと思う」と答え、自衛隊内の検査の甘さを明らかにした。
検察側は「隊員だけでなく、サーファー仲間にも大麻、合成麻薬を売っていた。自衛官に対する国民の信頼を失った責任は重い」と懲役3年を求刑した。【網谷利一郎】
毎日新聞 2005年10月25日 12時48分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051025k0000e040055000c.html