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□明石署、イヌとネコも“逮捕” [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000025-san-soci
明石署、イヌとネコも“逮捕”
暴行男「ワシを逮捕するんやったら、ペットも一緒に…」
「ワシを逮捕するんやったら、飼ってるイヌとネコも逮捕してくれ」。傷害容疑で逮捕された一人暮らしの男(60)の、そんな無理な願いにこたえ、兵庫県警明石署がイヌとネコの二匹を逮捕ならぬ保護している。残されるペットを心配する男に対し、「罪を憎んで動物を憎まず」(署員)と署内の車庫で飼育中。すでに十日がたったが、二匹とも元気に過ごしている。
男は十月四日、元夫婦間のトラブルから元妻に暴行を加え、傷害容疑で同署に逮捕された。「(自分がいなくなって)死んだらどないするんや」という男の不安に対し、当面は預かることを決めた同署だが、男は十四日に起訴。今後三十日間は保釈も許されないため、今後の扱いには頭を悩ませている。
保護されたのは、パピヨンのような雄イヌとアメリカンショートヘアの雄ネコ。車庫の中に「拾得物」用のカゴを置いて、二匹を入れた。
刑事課の刑事(27)が一日二食の食事を与え、朝には犬を散歩に連れて行くなどして面倒を見ている。「いくら容疑者といえども、ペットを逃がしたり死なせたりしたら大変」と、一日に何度も車庫に足を運ぶとか。特に、猫は簡単にカゴを乗り越えるため、カゴにフタをした上に自動車のバッテリーなど重しを乗せて“厳重警戒”を続けている。
飼い主がいなくて寂しいのか、ネコはしきりに鳴き声をあげ、イヌは署員に噛(か)みつこうとしたりするという。同署は今後しばらくの間、ペットの保護を続けることにしているが、その後の扱いは、近く男と相談して決める。(林佳代子)
(産経新聞) - 10月15日15時16分更新