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(回答先: 【資料】在日韓国科学技術者協会の組織及び役員 投稿者 へなちょこ 日時 2005 年 10 月 15 日 11:24:00)
「在日韓国科学技術者協会」の沿革
科学は自然現象を解明する知的活動であり、技術はその知識をもとに豊かな人類社会を実現する手段です。科学技術は人類だけが所有する、人類にとって最大の宝といえます。
在日韓国科学技術者協会(在日科協)は、在日同胞社会における科学技術者の専門家集団として、1983年10月22日に在日の科学技術者によって自主的に設立されました。在日科協は、在日韓国科学技術者間の交流及び紐帯、親睦を図り、本国との密接な協力のもとで豊かな在日同胞社会の実現と、本国の科学技術と産業経済発展に寄与することを目的としています。会員は日本に居住する韓国人で、学士以上の医歯学系を含む自然科学分野の専門家と大学院生、ならびに産業技術系に従事する同等の資格を有する者です。在日科協は会員のボランティア活動により、自主的に運営されています。
在日同胞社会で科学技術の頭脳が最初に一つにまとめられたのは、韓国動乱を契機に社会科学、人文科学、自然科学の学問をとおして祖国発展に貢献しようと自主的に設立された「新韓学術研究会」(1952年11月)でした。その後、帰国した会員によって「新韓同友会」(1956年11月)が韓国内で設立されました。そして、在日科協の設立に伴い、新韓学術研究会から自然科学分野が合流することになりました。
在日科協は、1984年12月に、支援母体である(社)韓国科学技術団体総連合会(科総)の特別会員として承認され、アメリカ合衆国、英国、ドイツ、フランス、カナダ、中国、旧ソビエト連邦(現ロシア、カザフ共和国、ウズベク共和国)、オーストラリアなど海外同胞科学技術者団体とも連携をつなぎました。さらに、1994年には、民団中央本部の傘下団体として承認され、在日同胞社会に名実ともに仲間入りをしました。
在日科協は、会員である科学技術者が日頃から行っている専門的な活動を在日同胞社会や本国につなげるため、1984年以来学術大会を開催し、専門的な分科会活動を支援し、学術論文集などを発刊しています。会員が調査した日本の先端的な技術分野の動向についての報告集を1992年以来発刊し、韓国内の関連機関に配布しています。また、1984年に韓国を代表する企業の産業視察見学会を開始しました。
豊かな在日同胞社会つくりのために、在日科協は民団の事業に積極的に参加するとともに、傘下団体と共催セミナーなどを開催してきました。「21世紀委員会」のIT部会は在日科協の主導のもとで進められていますし、青商とは合同パネル討論会を開催して、豊かな同胞社会つくりについて討論しました。科学技術の啓蒙活動の一環として、学術大会や産業展示会を新宿の韓国学校で開催してきました。また在日朝鮮人科学技術協会とは、在日の専門家同士として交流を進めています。
在日科協は、様々な事業をとおして韓国の科学技術振興や産業発展に直接貢献しています。特に科総主催の各種事業には優秀な専門家を派遣するだけでなく、事業運営に重要な役割を果たしています。在日科協の会員は日本国内だけでなく、韓国政府並びに関連の専門機関から学術院賞、科学技術賞、科学技術振興章、発明賞などを授与されるなど専門家としての業績が高く評価されるとともに、大きな期待がかけられています。
在日科協は会費を始め、在日同胞社会と韓国の関連団体からの支援金、企業や個人などからの賛助金を財源としています。1983年の設立当時から、在日科協の活動の基盤として、在日同胞社会の科学技術振興のシンボルとして、在日科協の活動を支える財源のためにも独自の会館を持つことを目指してきました。設立当時の会長を中心に大統領始め韓国で積極的に支援依頼をした結果、韓国政府から会館購入資金が支給されました。
在日科協は、在日同胞社会における科学技術分野の専門家の求心体として、高級頭脳の発掘と若い世代の育成、会員相互の交流をとおして豊かな在日同胞社会つくりと祖国の発展のために、今後とも積極的に役割を担っていきます。