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埼玉県寄居町で7月、車にしがみつく夫を振り落として死亡させたとして、殺人容疑で送検された主婦(47)について、さいたま地検熊谷支部は29日、正当防衛が成立するとして不起訴処分にした。
さいたま地検は夫が危害を加える切迫した状況だったと判断した。県警によると、夫のドメスティックバイオレンス(DV)の情報もあったという。
主婦は7月29日朝、自宅前の路上で塗装業の夫(46)がドアミラー付近にしがみついている車を発進させ、夫を振り落とし重傷を負わせたとして、寄居署が殺人未遂容疑で逮捕。夫は病院に運ばれたが間もなく死亡し、同署が殺人容疑で送検した。
地検熊谷支部はいったん処分保留で主婦を釈放。継続捜査したが、夫への殺意が認められず、容疑を傷害致死に切り替えた上で不起訴を決めた。
ZAKZAK 2005/09/30
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_09/t2005093010.html