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東京新聞 2005.08.23
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050823/eve_____sya_____000.shtml
直前に予備ブレーキ使う?福知山線脱線
国交省『“禁じ手”で時間短縮』
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、高見隆二郎運転士=死亡当時(23)=が緊急用予備ブレーキを作動させたのは、快速電車が横転する直前だった可能性の高いことが二十三日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べで分かった。また、手前の伊丹駅でオーバーランした際、非常と予備の両ブレーキを作動させていた疑いが浮上した。兵庫県警と事故調は、不可解なブレーキ操作の解明を進める。
予備ブレーキは非常ブレーキと同等かそれ以上の制動力を持つが、非常ブレーキが故障して制動不能に陥るなど緊急時の使用に限られる。事故調の解析では快速電車のブレーキ系統は故障していなかった。
予備ブレーキを記録するモニター制御装置によると、横転の過程で機械的に非常ブレーキが作動するのとほぼ同時に、予備ブレーキも作動した。
非常ブレーキを記録する列車自動停止装置(ATS)によると、横転時、高見運転士自身が非常ブレーキを使った形跡はなかった。非常ブレーキは、運転士が操作しなくても連結器が外れるなどすると自動的に働くが予備ブレーキは人為的な操作以外ではかからないとされ、高見運転士は非常ブレーキの代わりに予備ブレーキを使ったとみられている。両装置の記録を照合した結果、予備ブレーキの作動は横転直前に片輪走行になった後の可能性が高いという。
また、約七十メートルオーバーランして停止した伊丹駅では、高見運転士が非常と予備の両ブレーキを作動させた記録が両装置に残っていた。通常は考えられない操作という。
事故現場のカーブで非常ブレーキを使わなかった理由について、国交省幹部は「会社に申告義務があり、停止まで解除できない非常ブレーキではなく、時間短縮のために予備ブレーキでカーブ直前に急減速し、通常走行に戻る“禁じ手”を図ったのではないか。しかし、常用、予備ともブレーキ操作が遅れたために脱線した可能性がある」と分析する。
<メモ>予備ブレーキ
常用、非常の両ブレーキとは別系統で、緊急用の最強のブレーキ。運転台の天井にあるフックを下に引っ張ると、すべての車輪のブレーキディスクが作動し最大の摩擦力で止まる。
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この事故はいろんなことが考えられます
http://www.asyura2.com/0505/nihon17/msg/284.html
投稿者 外野 日時 2005 年 8 月 06 日