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(回答先: 借金元の男逮捕/夫婦殺害事件・死体遺棄容疑、自宅の女聴取/車内指紋と一致(沖縄タイムス) 投稿者 シジミ 日時 2005 年 8 月 23 日 22:33:29)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200508231700_02.html
8月23日(火) 夕刊
東村高江で車のトランクから西原町の玉村昌二郎さん(71)と妻庸子さん(69)が遺体で見つかった殺人・死体遺棄事件で、県警特別捜査本部は二十三日午前、死体遺棄の疑いで逮捕した宜野湾市大謝名の職業不詳、米嵩武三容疑者(65)の取り調べを始めた。依然容疑を否認しているもよう。捜査本部は、玉村さん夫婦の遺体を遺棄した詳しい経緯を調べるとともに、今後、殺人に関与していないか追及する方針。
捜査本部は、米嵩容疑者を逮捕した時に自宅に一緒にいた女性も、死体遺棄とは別の容疑で逮捕。捜査本部は逮捕容疑を明らかにしていないが、事件について何らかの事情を知っていないか聴取している。
二十二日夜の調べでは米嵩容疑者は興奮しており、名前や住所など何も答えなかったという。同容疑者の自宅の捜索では、事件解明につながるとみられる数点の押収品があったという。自宅からは血痕や争った跡はみられなかったという。捜査本部は米嵩容疑者を二十四日に送検する。
調べでは、米嵩容疑者は今月十三日ごろ、玉村さん夫婦の遺体を昌二郎さんが使用していた乗用車のトランクに入れ、東村高江のがけから転落させ、遺棄した疑い。
◇ ◇ ◇
「早く全容解明を」/夫の同僚、容疑者逮捕に涙
「早急に全面解決を」―。東村で車のトランクから夫婦の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、死体遺棄容疑で米嵩武三容疑者(65)が逮捕されてから一夜明けた二十三日午前、亡くなった玉村昌二郎さん(71)が勤めていた宜野湾市内のタクシー会社では同日早朝、社長が昼勤乗務員に容疑者の逮捕を報告した。乗務員らは「いつも気にしていた」「よかった」などとほっとした様子だったという。
社長は十九日に東村の死体遺棄現場近くに足を運び、花と缶ジュース二本を供え、玉村さん夫妻の冥福を祈ったという。社長は「逮捕されてよかったが、まだ事件は解決していない。早急に全容が解明されてほしい」と話した。
同社長によると、昌二郎さんは妻の庸子さんが経営していた宜野湾市真栄原の飲食店から多くの指名客をタクシーに乗せていた。入社三カ月と新人ながらも高い実績に同僚から一目置かれる存在だったという。
「勤務が始まる三時間前から出社するなどまじめで、いつも元気だった玉村さんがなぜこのような形で亡くなったのか信じられない。『おはよう』とあいさつする笑顔が印象に残っており、今でも毎日姿を見せそうな気配を感じる」と悔しそうに語った。
女性従業員は「(行方不明になった)十二日夕に、勤務を終えて、『お疲れさまです』と頭を下げて会社を後にした姿が忘れられない」と涙を浮かべていた。