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(回答先: 内田副総裁が全面否認 橋梁談合事件 [産経新聞] 投稿者 あっしら 日時 2005 年 7 月 26 日 18:37:32)
2005年07月26日17時58分
日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事の談合事件で、公団副総裁・内田道雄容疑者(60)=独占禁止法違反の幇助(ほうじょ)と背任容疑で逮捕=が技師長時代に行ったとされる不必要な分割発注をめぐり、業界の仕切り役だった公団元理事の神田創造(そうぞう)容疑者(70)=同法違反容疑で逮捕=が「内田副総裁が担当する以前から大きな工事は分割してくれるよう陳情していた」と供述していることが関係者の話でわかった。このため、東京地検特捜部は歴代の担当幹部らからも事情を聴くとみられる。
神田元理事は横河ブリッジに天下りし、業界の工事配分の仕切り役をつとめていた。一方、内田副総裁は04年2月に技師長となり、同年6月に副総裁に就任した。
調べでは、神田元理事は04年5月、公団静岡建設局が約98億円で一括発注することを決めていた第2東名高速道路富士高架橋工事について、当時、技師長だった内田副総裁に「たくさんの業者が取れるよう分割してほしい」と依頼。副総裁は、発注方法を決める会議でこの工事を分割発注するよう指示し、受注できるメーカーを3社から5社に増やしたとされる。
関係者によると、神田元理事は特捜部の調べに対し、内田副総裁に富士高架橋工事の分割発注を依頼したことを認めている。さらに、「第2東名に限らずすべての5000トン以上の橋梁工事について、内田副総裁の前任の橋梁担当幹部の時代から工事を分割して発注してくれるよう陳情していた」と供述しているという。
神田元理事が公団の橋梁担当幹部にこうした依頼をしたのは、橋梁工事の発注量が減る中、各メーカーに工事を割り振るには、各工事が小規模になっても受注できる業者数を確保する必要があったためとみられる。
富士高架橋については公団本社の家宅捜索で、技師長だった内田副総裁の指示を記録した会議録が押収されたのに加え、関係者の供述でも一連の経緯が裏付けられたとされる。特捜部は、公団が不必要な支出をすることになる分割発注がほかにも繰り返されていた疑いがあるとみて、さらに調べている。
分割された富士高架橋工事の一方は04年8月、三菱重工業、日本橋梁、川鉄橋梁鉄構の共同企業体が落札。もう一方は未発注だった。
内田副総裁の前任の技師長は04年1月に公団を退職し、今年1月、三菱重工業に再就職した。関係者によると、この天下りに際しては、公団側が04年5月ごろから受け入れを打診。三菱側は同年10月に公正取引委員会の立ち入り検査を受けたため、新たな天下りの受け入れに難色を示したが、内田副総裁が強く要請したことなどから結局応じたとされる。
http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY200507260276.html