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読売新聞 7月18日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050718i101.htm
福知山線再開1か月…50人中23人一度も乗車せず
JR福知山線脱線事故で宝塚―尼崎間の運転が再開されて19日で1か月になるのを前に、読売新聞が負傷した乗客50人にアンケートしたところ、46%にあたる23人が「再開後一度も乗車していない」と回答した。
「怖くて乗れない」「安全が保証されていない」などの理由が多く、利用した人の中でも「現場を通ると手に汗をかく」「乗るたびに気持ち悪くなる」といった声があった。
事故を起こした快速電車は7両編成。1、2両目はマンションに激突して大破し、3両目は前後が逆になって止まった。
「一度も乗っていない」と答えた23人のうち、「JRには乗りたくない」と回答したのは16人。9人までを1〜3両目の乗客が占め、理由は、「また転覆するのではと思う。現場を通ることに耐えられない」(女性アルバイト・30歳)、「事故原因がはっきりしておらず、不安」(会社員・40歳)などだった。
一方、利用した27人は、通勤や通学で使った人が多く、うち13人が「怖さなどは感じなかった」「全く問題ない」などと答えた反面、14人が「速度が上がると背中がぞくぞくして鳥肌が立つ」(会社員・51歳)、「初めて乗って現場を通った時に泣きじゃくった。あの電車に再び乗ったような気がした」(女性会社員・32歳)などと恐怖感、不安を訴えた。
補償についても聞いたところ、5人の示談が成立し、45人は交渉中。これまでに支払われた治療費や必要経費などを含むJRの対応に、22人が「満足」、8人が「不満」、20人が「わからない」と回答。「今月の休業補償はどうなるかなど、こちらから言わないと何もしてくれない」という指摘もあった。
(2005年7月18日3時1分 読売新聞)
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6月はじめころの、平日の朝、散歩で私鉄の駅まで行った。
駅では駅前に駐輪する自転車の整理をしている老人がせっせと自転車を整理していた。
私は世間話でもはなしかけるように、
「たいへんですね、毎日」
「おかげさんで・・・。最近乗客が急増してるもんで。整理が追いつかん」
「どうして?あっ、例の事故以来でしょ」
「そういえばそうだな。5月から増えたよ。仕事が増えしんどいわ。」
「うちの子は神戸線使ってるけど、神戸線の客もこっちに流れてきてんだね」
「そうやな。あんなことしたら誰も乗らんよ」
何気ない会話だったが、おじいさんから一言「人殺しめ」とつぶやく声が漏れた。
誰でも命が惜しい。鉄道が安全なんて金輪際思わないだろう。神戸線も福知山線と同じ車体で軽量で、乗り心地はよいが尼崎のような事故(脱線しマンションに激突)になると車体はペシャンコだ。しかも労組(総連側)の安全に関する提言も無視してひたすら利益追求に走り、多数派の労組がこれに従ったというのだから驚く。事故当日や直後でも事故の知らせがあっても労組(養殖組合)も使用者側も酒飲みやボーリングに耽り、事故などどこ吹く風、という醜態まで演じて。
安全をめぐる労使の経緯がはっきりしている以上、どうもこうなることが予測されるような会社の経営方針だったのだから、経営者一同および養殖組合に対して殺人罪を適用すべきではないか。
関西の私鉄は広軌で街中(まちなか)に沿って走り、しかも停車駅が多い。車体も見るからに古く、重たそうだ。だから速度が出ないのである。JR西日本の快速や新快速に比べると梅田までゆくのに私鉄の特急でも相当の時間差がある。
常磐線三河島事故では翌朝通学に使う私の乗った電車が、途中で立ち往生。数珠繋ぎで電車が止まっていた。あの事故のテレビの映像も衝撃であったが、三河島の線路付近の住民たちは徹夜で救出作業をしていた。救出者へのインタビューでは、両足や胴体が半分ちぎれた乗客も居て、それでもまだ意識のあるOLが「助けてください」と叫んでいたがどうしようもなかったと述懐している映像があった。いまだにあの映像は記憶から消えない。
あの事故についてJR西日本は、まったく教訓化しておらず、乗客をまさに屠殺場送りの畜生としてしかとらえていなかったことがわかる。