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誤認逮捕の男性、調べで暴行も受ける 警部補を書類送検 (asahi.com)
2005年07月15日00時10分
滋賀県警虎姫署の捜査員が窃盗容疑で逮捕した男性(37)を取り調べる際、足をけるなどの暴行を加えていたとして、県警は14日、同署刑事課の山本誠警部補(33)を特別公務員暴行陵虐容疑で大津地検へ書類送検した。取り調べ後、この男性は事件に無関係なことが判明し、同署は先月9日、誤認逮捕だったことを公表している。
県警は14日付で山本警部補を減給100分の10(1カ月)の懲戒処分にした。同署の和智義明署長ら3人も監督責任が問われ、本部長注意などとなった。
調べでは、山本警部補は6月3日午後11時ごろ、虎姫署の取調室で、男性がかぶっていた帽子で頭をたたき、胸ぐらをつかんだうえ、右足を2回けった疑い。山本警部補は「男性が視線を合わせず、にやけた態度に思われたので、馬鹿にされたと思ってやった」と供述しているという。
県警の説明では、暴行の後、窃盗事件の容疑者を撮影したビデオ映像の写真を見せたところ、男性が犯行を認めたため逮捕した。しかし、その後、証拠品に残された指紋から、住所不定の無職の男(53)の関与が明らかになり、同署は同月9日この男を逮捕し、誤認逮捕について謝罪した。
西山栄一・首席監察官は「男性におわび申し上げるとともに、県民の信頼を著しく損なったことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。一方で男性が一時犯行を認めたとされる点については「暴行があったから自供したのではない、と男性から聞いている」と因果関係を否定した。
http://www.asahi.com/national/update/0715/OSK200507140096.html