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(回答先: 「石綿被害、聞いたことがない」官僚たちの怠慢ぶり 投稿者 紋五郎井戸 日時 2005 年 6 月 30 日 08:52:24)
大手機械メーカー、クボタ(大阪市)の工場でアスベスト(石綿)によるとみられるがんなどで多数の従業員が死亡し、住民にも健康被害が出た問題で、環境省は30日、クボタから住民や従業員の被害状況などを電話で事情聴取した。厚生労働省も兵庫労働局を通じ、同社から過去の職場環境やアスベストの使用状況を聴取する方針。
環境省環境保健部によると、同社からは29日の記者発表の事前連絡はなく「まず、報道されているような事実を確認するのが精いっぱいの状況」としている。当時の状況や、ほかの住民の調査は今後検討する。
1989年以降、大気汚染防止法で工場などのアスベスト発生施設から施設外への排出が厳しく制限されたが、今回、住民がアスベストを吸い込んだとみられる時期に法規制はなく、工場も現在はないため、行政指導などはできないという。
一方、厚労省は、健康被害が集中している旧神崎工場(兵庫県尼崎市)以外にもアスベストを使っていた工場があり、こうした工場での実態も説明を求める。ただ、環境省と同様に行政指導などはできない。
アスベストは昨年10月から、製造、輸入などが原則、全面禁止となった。7月1日には、過去の建物の解体作業でのアスベスト飛散を防ぐため、作業着の持ち出し禁止や粉じん除去、囲い込みなどの措置を事業者に義務付けた石綿障害予防規則が施行され、クボタがアスベストを使って製造した水道管なども解体時にはこの規則に従って取り扱われることになるという。(共同)
(06/30 13:38)
http://www.sankei.co.jp/news/050630/sha096.htm
厚労省、クボタから聴取へ アスベストの使用状況
大手機械メーカー「クボタ」(大阪市)の工場でアスベスト(石綿)によるとみられるがんなどで従業員ら79人が死亡した問題で、厚生労働省は30日、兵庫労働局を通じてクボタから過去の職場環境やアスベストの使用状況について事情を聴くことを決めた。
79人のうち78人が集中している旧神崎工場(兵庫県尼崎市)以外にもアスベストを使っていた工場があり、こうした工場での実態も聴く方針。
亡くなった従業員らがアスベストを吸い込んだとみられる時期は、まだ健康被害が一般に知られておらず、アスベスト被害の法規制もない時代だったことから、行政指導などはできないという。
アスベストについては昨年10月から、製造、輸入などが原則、全面禁止となった。今後、過去の建物の解体作業でアスベスト飛散の恐れがあるため、作業着の持ち出し禁止や粉じん除去、囲い込みなどの措置を事業者に義務付けた石綿障害予防規則が7月1日から施行される。
今回、クボタがアスベストを使って製造した水道管なども解体時にはこの規則に従って取り扱われることになるという。(共同)
(06/30 12:08)
http://www.sankei.co.jp/news/050630/sha086.htm
クボタ工場で石綿原因?26年間で79人死亡 兵庫・尼崎
(共同)
≪近隣住民3人がん発病≫
大阪市の大手機械メーカー「クボタ」は29日、アスベスト(石綿)関連製品を製造していた旧神崎工場(兵庫県尼崎市)の近隣住民らが、がんの一種「中皮腫」を発病、治療中の3人に見舞金を支払うと発表した。1978−2004年度に、他の工場の1人を含め退職者や出入り業者、従業員ら79人も石綿が原因とみられる疾病で死亡したという。
石綿を大量吸入すると中皮腫や肺がんを引き起こすとされ、同社は見舞金について「因果関係は不明だが社会的責任を明確にする」としている。石綿問題に取り組む民間団体によると、ほかに住民2人が死亡しており、弔慰金支払いを検討中。
環境省は「石綿の関連工場周辺で住民に健康被害が出たのは聞いたことがない」と話している。
同社によると、旧神崎工場は1954年から操業を停止した95年まで石綿を使った水道管や建材を製造。死亡した79人のうち74人が同工場従業員、4人が出入り業者だった。ほかの1人は小田原工場(神奈川県小田原市)の従業員で、両工場の退職者計18人が療養中という。
今年4月26日現在で、死者69人と療養中の退職者14人が労災認定され、10人が申請中。同社は補償金を支払っている。
治療中の住民3人は工場の半径1キロ以内に住み、うち2人は20年近く暮らし転居した。1人は現在も住んでいる。
支援する尼崎市議が今年4月、クボタに相談。同社が3人と面会し、多額の治療費を負担していることから救済措置を決めた。金額は公表しておらず「因果関係は不明」として謝罪していない。
石綿関連製品を製造していた他の工場近隣住民が被害を訴えた場合も、同様に見舞金を支給する方針。会見した伊藤太一安全衛生推進部長は「法令は順守したが、住民に健康被害が出たのは非常に残念」と話した。
石綿をめぐっては、厚生労働省が昨年10月、労働安全衛生法施行令の一部を改正。石綿が重量の1%を超えるセメント板やスレートの製造や使用を禁止した。(共同)
(06/30 00:24)
http://www.sankei.co.jp/news/050630/sha002.htm
見えぬ汚染どこまで 片肺切って走れず、仕事無理
2005年06月30日
記者会見する伊藤太一・安全衛生推進部長(左)と瀬崎啓輔・環境管理部長=29日午後、大阪市浪速区のクボタ本社で
アスベスト(石綿)汚染は、どこまで広がっているのか――。兵庫県尼崎市のクボタ旧神崎工場をめぐり、アスベストによる健康被害が従業員だけでなく、周辺住民にも及んでいることが判明した。見舞金の支払いを決めた同社は「因果関係を認めたわけではなく、会社の誠意を表すため」と説明した。住民と同社の仲介を務める市民団体の関係者らは被災実態の公表を評価しつつも、「被害」拡大への不安を募らせた。
■「行政、何もせぬ」と憤り
同県伊丹市で夫(60)とたこ焼き屋を切り盛りしていた土井雅子さん(57)は昨年5月下旬、せきと熱の症状が出て、近くの医院で診てもらったところ、レントゲン検査で胸に影が見つかった。「肺がんか中皮腫」の可能性を指摘された。
兵庫医科大学病院(同県西宮市)に入院して検査を重ね、約40日後、悪性の胸膜中皮腫と診断された。昨年10月初め、同病院で片方の肺を切除した。
「20歳で結婚し、建築関係の仕事をしたこともなかった。因果関係が分からなかった」
土井さんは生まれてから20年間、尼崎市に住んでいた。クボタの工場から1キロ足らずの距離だ。今では、原因はクボタに間違いない、と思っている。
今年に入ってから2〜3週間に1回は通院する生活。以前のように仕事はできず、日常生活でも重い物を持ったり、走ったりできない。手術の跡にはしびれも残る。
「抗がん剤は高価で生活は赤字。この先いつまで続くのか」。「片方の肺を取ってから生活環境がコロッと変わった。たこ焼き屋の元気なおばちゃんで通っていたのに」と悔しさをにじませた。
クボタが見舞金を出すという方針には「クボタの元従業員には労災があり、手厚い看護もある。それ以上のことをしてもらいたい」という。
「これから患者がまだまだ出てくる可能性があるのに、公害認定はおろか、国や行政は何もしていない」と憤った。
■「他企業も公表を」支援団体
市民団体「関西労働者安全センター」(大阪市)の片岡明彦事務局次長によると、旧神崎工場の周辺住民に中皮腫の患者が相次いでいることがわかったのは、土井さんが中皮腫と診断され、石綿疾患の患者団体に相談したことがきっかけだった。団体の関係者が、土井さんが幼少期に住んでいた旧神崎工場周辺を調査。別に2人の中皮腫患者がいる事実もつかんだ。
片岡さんは「石綿を使った工場を持つ企業は、これまで石綿被害のデータを明らかにしてこなかったため、実際の被害状況が分からない。クボタのケースを見習い、他企業も被害状況を明らかにすべきだ」と話す。
尼崎労働者安全衛生センターの事務局長で前尼崎市議の飯田浩さん(58)は4月ごろ、患者団体からクボタとの話し合いの仲介を頼まれた。「出入り業者も多い。『被害』は拡大するのだろうか」との心配がつきないという。
石綿疾患に詳しい兵庫医科大呼吸器内科の中野孝司教授(53)は、研修医だった79年から中皮腫の患者を診てきた。最初の頃は年に1〜2人だった患者が、現在はその10倍以上。アスベスト工場の従業員が大半だが、旧神崎工場周辺に住んでいた住民もいるという。
中野教授によると、中皮腫は早期発見して手術しても再発の可能性が高いという。「これから患者がますます増えるとみられる。企業は従業員の健康管理をしっかりし、行政も積極的に動くべきだ」と指摘する。
■住民に見舞金 クボタ「誠意で」
大阪市浪速区のクボタ本社では29日夕、伊藤太一・安全衛生推進部長らが記者会見した。「従業員に申し訳ない。最近になって近所の人の(被害の)話も出てきている。当社工場が原因かは分からないが、非常に残念だ」と述べた。
同社が石綿の危険を認識するようになったのは、従業員2人が中皮腫で死亡した86年。初めて病名を知り、対策を取り始めたという。従業員については石綿疾患にかかった場合の対応基準を決め、労災申請の協力や、治療費の補助をしてきた。
だが、中皮腫は工場の周辺住民にも起きていた。伊藤部長は「お気の毒で、少しでも会社の誠意を表すため見舞金を支払うことにした」と説明した。
中皮腫は発病までに30〜40年かかるが、発病してからの進行は早い。有効な治療方法もない。伊藤部長は「将来的には、医療機関との連携や基金の創設など、いろいろな選択肢があり、検討している」と話した。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200506300015.html
アスベスト:
がん治療中の3人に見舞金 クボタ
アスベスト(石綿)製品を製造していた大阪市の大手機械メーカー「クボタ」の旧神崎工場(兵庫県尼崎市浜)周辺住民5人が、石綿特有のがん「中皮腫(ちゅうひしゅ)」になった問題で、同社は29日、治療中の3人に見舞金を支払うことを決定したと発表した。死亡した住民の遺族には弔慰金を支払うことも検討しているという。石綿関連企業が、周辺住民に見舞金を支払うのは初めて。クボタは「病気との因果関係は不明だが、石綿企業の社会的責任を明確にするため」としている。
見舞金は、旧工場の半径1キロ以内に住む50〜70歳代の主婦ら女性2人と男性1人が対象。3人は、一昨年から相次いで中皮腫との診断を受けた。石綿にかかわる職歴はなく、旧神崎工場以外に石綿との関連は見当たらないという。
今年4月、公害ではないかと考えた3人から訴えがあり、同社が症状を聴くなどして検討。同社は「現実問題として治療費がかかっており、少しでも早く対応すべきだと判断した」と説明している。また支援団体によると、住民2人がこの1年間に中皮腫で死亡しており、話し合いの意向を示す遺族もいるという。【大島秀利、宇城昇】
毎日新聞 2005年6月30日 10時39分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/env/news/20050630k0000e040025000c.html
石綿死:
クボタ社員ら10年で51人 工場周辺住民も
アスベスト(石綿)を材料に水道管や建材を製造してきた大手機械メーカー「クボタ」(本社・大阪市浪速区)の社員(退職者含む)や出入り業者の間で、「中皮腫」や肺がんなど石綿関連病の発症が急増し、過去10年間で51人が死亡していたことが分かった。石綿水道管を長年製造した兵庫県尼崎市の旧神崎工場での勤務経験を持つ人が大半という。また、同工場の周辺住民5人も中皮腫を発症し、うち2人が死亡していたことが、民間団体「関西労働者安全センター」(大阪市中央区)の調べで判明した。石綿関連がんの潜伏期間は約20〜50年とされ、他の石綿関連企業でも発症者数が急激に増加するとみられる。発症者への対応や救済が今後大きな課題となりそうだ。
同社は昨年10月に国が出した石綿使用の原則禁止措置を受け、石綿使用企業の責任として情報開示方針を決定。毎日新聞の取材に応じ、初めて実態を明らかにした。
同社によると、社員の石綿関連病による死者は78年度から出始め、これまでに75人に達した。さらに同工場の構内請負協力会社でも石綿関連病で昨年度までに4人が亡くなり、計79人になった。このうち95〜04年度には51人が死亡。現在治療中が18人おり、緊急な対応を迫られているという。
死者79人のうち半数以上の43人は、胸や腹部にできる石綿特有のがん中皮腫が死因とされ、16人は肺がんだった。社員の死者は1人を除き同工場で働いていた。同工場では、1954年以降、水道に使う石綿管などを製造し、累計約24万トンの石綿を使用した。
一方、同工場の半径1キロ以内に住んでいる住民2人も最近1年以内に中皮腫で亡くなり、別の50〜70歳代の自営業の女性、主婦、男性商店主の3人も被害を訴えている。3人は今年4月下旬、クボタ側に「中皮腫の原因は、工場操業による石綿の飛散が原因ではないか」などと訴えた。
同社は「社員の石綿関連死の多発に衝撃を受けている。法令は守っていたが、75年以前はほとんど規制がなかった。潜伏期間を経て発症したと考えられる。また、アスベストの飛散源はいろいろあり、現時点で旧神崎工場と住民の病気が関係あるとも、ないとも言えない。ただ、住民の訴えには誠実に対応したい」と説明している。【大島秀利】
毎日新聞 2005年6月29日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/env/news/20050629k0000e040082000c.html
ホットストック:クボタが気配下げる、差し引き約300万株の売り
2005年 06月 30日 木曜日 09:13 JST
印刷用ページ
[東京 30日 ロイター] クボタ<6326.T>が気配を切り下げて始まった。9時08分現在、同社株は差し引き約300万株の売りで、606円売り気配。同社は29日、社会問題となっているアスベスト(石綿)が原因と疑われるがんの一種である中皮種や肺がんで亡くなった人が、1978年から2004年までに社員75名、関係者会社社員4名の計79名に上ると公表。これが嫌気売りを誘っている。
http://www.reuters.co.jp/financeNewsArticle.jhtml?type=marketsNews&storyID=8933721
クボタの工場、石綿が原因?で過去に79人死亡
機械大手のクボタは29日、社員や関係会社社員(共に退職者を含む)のうち、アスベスト(石綿)が原因と疑われるがんの一種「中皮腫」や肺がんなどで亡くなった人が79人に上ることを明らかにした。発症が集中した兵庫県尼崎市の旧工場の近隣に住み中皮腫を発症した一般住民3人に見舞金を支払うことも公表した。
社員で亡くなったのは1978年度から2004年度までに75人。1人を除き、尼崎市の旧神崎工場(現阪神事務所)での勤務経験があった。残る関係会社社員4人も旧神崎工場で作業を請け負っていた。同社は社員に既に補償金を支払った。さらに同社の退職者18人が現在療養しているという。
旧神崎工場は54年から75年まで毒性の強い青石綿を大量に使って水道管を製造、その後も操業を停止した95年まで白石綿を使って住宅建材を造っていた。
中皮腫患者の住民3人は、旧神崎工場の半径1キロ以内に住んでいた。同社は「因果関係ははっきりしない」と説明しているが、石綿製品を製造していた社会的責任を明確にするため、救済措置を決めたという。 (22:59)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050630AT5C2901Z29062005.html
http://news.google.co.jp/nwshp?hl=ja&gl=jp&ncl=http://www.sankei.co.jp/news/050630/sha096.htm