★阿修羅♪ > 日本の事件17 > 125.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
尼崎JR脱線事故の遺族らは事故から2カ月を迎えた25日、大阪市内で記者会見し、悲しみや苦しみを共有、連携するためのグループ「4・25ネットワーク」を結成したと発表した。
遺族がグループをつくるのは初めて。今後、JR西日本との補償交渉などで互いに情報を交換、同社に原因究明も迫っていくという。
会見に先立ち開いた初めての会合で結成を決めた。会合には死亡した乗客106人のうち、25人の遺族計44人と負傷者1人が出席した。
世話人の1人で、妻(62)と妹(55)を亡くした男性(63)=兵庫県宝塚市=は「前進があったと思う。自由にものが言える会、情報交換の場にしていきたい」と話した。(1)原因究明(2)補償問題(3)遺族や負傷者が抱える心的外傷後ストレス障害(PTSD)―を中心に意見を交わしていくという。
ネットワークづくりは、長女(40)を失った女性(65)=大阪市城東区=が呼び掛けていた。
一方、JR西日本の垣内剛(かきうち・たけし)社長や南谷昌二郎(なんや・しょうじろう)会長、山崎正夫(やまざき・まさお)副社長らは同日朝、事故現場を訪れ、発生時刻の午前9時18分すぎに黙とう。犠牲者の冥福を祈り、事故の再発防止を誓った。
安全対策の責任者として23日に就任したばかりの山崎副社長は黙とう後、記者団に「安全を最優先する企業に生まれ変わりたい。道のりは長く厳しいが、石にかじりついてでもやりたい。それが償いになる」と決意を新たにしていた。
献花台には数珠を手にした遺族とみられる人の姿も。神奈川県横須賀市から訪れた女性会社員(30)は「突然人生が終わった107人の冥福を祈りたい」と話し、犠牲者数と同じ107本の白いキクをそっと供えた。(共同)
(06/25 21:56)
http://www.sankei.co.jp/news/050625/sha082.htm