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http://www.asahi.com/national/update/0621/TKY200506210341.html
全国各地のガードレールで金属片が見つかった問題で、国土交通省の調査委員会は21日、さいたま市内で行われた第2回会合で、全国で見つかった金属片のうち、成分分析した102個のすべてが自動車の外板や部品であると結論づけた。委員長の元田良孝・岩手県立大教授は会合後、「統計学的に全国で見つかった金属片で自動車以外に由来するものは考えにくい」と話した。
分析した金属片102個の中には、人工的に細工されたように見え、自動車部品とは考えにくいため、特別に抽出した11個も含まれていた。
分析の結果、すべての金属片の成分が自動車のバンパーやモールなどの部品と一致した。ガードレールに取り付けられているアルミ製の視線誘導灯の留め具や、看板の取り付け金具とは、明らかに違ったものだったという。
いずれも破断面は外部からの力で引き裂かれており、人為的に切り取られたものはなかったという。
また、この日午前、埼玉県内を現地調査した結果、一見して事故の形跡のないガードレールでも、金属片のついていたボルトがゆがんでいたり、挟まっていたガードレールのすき間にこすったようなあとが見つかったという。
元田委員長は「7月中に結論を出したいが、いたずらや標識の部品の一部といった見方はほぼなくなった」と話した。委員会は今後、実車実験や室内実験を行い、発生メカニズムについて調べる。