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(回答先: すみません、これから読んで下さい 投稿者 どん兵衛 日時 2005 年 10 月 22 日 22:41:14)
犯罪者の増加しているかどうか、専門家でもないので詳しいことは分からないが、刑務所が犯罪者を収容しきれないほど過密になっていることは確か。
ちょっと古いが、2003年版犯罪白書によると、2002年12月末時点で、刑務所の収容人員は6万9502人(収容定員6万5264人)、収容率は116.5%。行刑施設(本所)の9割が過剰収容となっており、受刑者の生活環境が悪化している。長野刑務所では、2002年秋から収容率が120%を超えており、共同室(房)の混雑を嫌い、わざと規則違反をして、本来は罰として入れられる単独室(定員1人)に逃げ込む受刑者もいるとのこと。(社団法人行革国民会議の地域ニュース「刑務所誘致 美祢市に決定」から)
こういった刑務所の収容状況をあてこんで、町おこしに刑務所誘致の運動が起こっている。米国並みに刑務所が盛況になれば、日本全国でトンデモナイ町おこしが出現することだろう。
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社団法人行革国民会議の地域ニュース(2004/01/28)によれば、「刑務所誘致は美祢市に決定」したようだ。(http://www.mmjp.or.jp/gyoukaku/chiiki/20040128.htm)
以下ニュースの冒頭を紹介する。
法務省は1月27日、新設を計画している刑務所の事業予定地に山口・美祢市の「美祢テクノパーク」を選定したことを正式発表した。刑務所新設は、1983年に収容を始めた北海道・月形刑務所以来となる。名称は「社会復帰促進センター」(仮称)で、2007年4月の収容開始を目指す。男女の初犯受刑者を500人ずつ収容する(男女の拘禁場所は別)。
民間の資金、ノウハウなどを活用するPFI手法を初めて導入。逃走者の逮捕や懲罰など権力性、専門性の高い業務以外は民間事業者のノウハウを活用し、警備や炊事、医療、受刑者の職業訓練、矯正教育などの業務を想定している。米国や英国などすべての業務を民間事業者が運営する「民間刑務所」ではなく、公務員である刑務官と民間職員が協働して運営する「混合運営施設」の方式を採用する。
総務省は刑務所予定地の選定経過も公表している。美祢市は、「地域振興や地域活性化」「将来の増改築など施設の拡張可能性」の点で他市よりも優位だったことがあげられた。
候補地としては、ほかに全国51ヵ所あり、同省は8月に、美祢市のほか、兵庫・加古川市、広島・竹原市、鹿児島・枕崎市の4市に絞り込んでいた。同省によれば、竹原市は「水道などのライフラインの確保」、枕崎市は「地元調整」に時間がかかると見込まれて選定外にしたとのこと。(引用終わり)
またこんな資料もある。一部を紹介すると
(www.city.takikawa.hokkaido.jp/mpsdata/web/4599/p5_6.pdf)
● 全国の刑務所不足の状況
刑務所などの行刑施設は全国で少年刑務所、拘置所を含み73ヶ所あり、北海道には札幌・旭川・釧路・帯広・網走・月形の6刑務所と函館に少年刑務所が1ヶ所あります。
刑務所の新設については、昭和58年に中野刑務所が月形町に移転新築された後はありませんでしたが、近年経済状況の悪化から犯罪者が増え、現在約4千人分が不足しており、さらに毎年5〜6千人ペースで受刑者が増えると予想されています。
受刑者の増加については既存刑務所を増築して対応していますが、限界があることから、法務省は数年前より新設を計画しています。