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□主婦・真紀子の素顔「エッセイスト顔負け」編集者 [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/tanaka_makiko.html?d=12fuji62185&cat=7&typ=t
主婦・真紀子の素顔「エッセイスト顔負け」編集者 (夕刊フジ)
田中真紀子衆院議員(61)が、平成5年の初当選後初のエッセー本「私の歳時記」(海竜社)を14日に出版する。政治家としてではなく、妻、母としての身辺雑記(手抜き料理レシピも!)を中心に両親、祖父母の思い出などもつづり、“主婦・真紀子”の素顔を明かしている。今冬の父・角栄元総理十三回忌にあわせた出版で、話題になりそうだ。
《毎日が人に酔うような国会という職場環境にいるせいか…黙々とお芋の皮をむいたり、サクサクと野菜を刻んだりしていると、心が落ち着いてくる》
とかく目立つ言動で注目される真紀子氏の意外な一面をうかがわせる著書は、真紀子氏の“主婦の素顔”を伝えたいと出版社が企画したという。
「昨年春から、食に関するものをはじめ、ご家族のエピソードまで歳時記的なものを書きとめていただきました。政治家とは違った主婦、一生活者としての素顔の魅力がふんだんに入っています」と担当編集者。
たとえば、「アスパラガス」と題された文は、自分の好物と知って娘がアスパラガスを買ってきた話から、子供3人の弁当作りを通じて等しい愛情の注ぎ方に思いをはせる。「夏の終わりに」では友人の離婚を電話で聞き、満足に受け答えできない自分に腹を立てる。
また、缶詰やレトルト食品も使い、事前に仕込んでスピード調理するスープやパスタの「手抜き料理」も披露。台所用品の趣味に《何よりも堅牢で、使い勝手がよく…“一生もの”という考え方は、旦那様選びに一脈通じているのかも知れない》とおノロケまで…。
「桃」では桃の皮をむき切り分ける“名人”だった角栄氏の《一度も果肉に触れることなく、見事に八等分されてお皿の上にのる》という手順を紹介したりも。
編集者によれば、「一字一句ご自分で書かれた文章もすばらしく、エッセイスト顔負け。皆さんに読んでいただきたいです」と気合も入る。
真紀子氏は「まえがき」で、政治家と主婦業の両立について「単にモードがオートマティックに切り替わるだけ…共存している自分を発見することは結構愉快」と記している。
一方、政治家としての理念や政策については「いずれかの機会に」としながらも、11人の子供を育て上げた女性との会話から《“景気回復”がすべてに最優先する。郵政民営化といい、少子化対策といい、どうも近頃の政治には、温かい血の通った生活者の視点が欠落している》と“一刺し”も忘れない。
同書は十三回忌の父、没後10年の母に捧げるものだが、今回、角栄氏をしのび、10年に「田中角栄記念館」(新潟県)で出版された「私の中の田中角榮」も改訂、同時発売される。父・娘そろっての“素顔”出版…なかなか強烈だ。
[ 2005年10月12日18時0分 ]