★阿修羅♪ > ニュース情報1 > 755.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
世界最大の前方後円墳「仁徳天皇陵」古墳を含む百舌鳥(もず)古墳群(大阪府堺市、5世紀ごろ)を世界文化遺産に登録しようとする動きが進んでいる。堺市は最短で2011年の登録を目指す。
百舌鳥古墳群は、天皇陵や陵墓参考地を含む大小47基の前方後円墳や方墳、円墳が現存。中でも仁徳陵は全長486メートルで、クフ王のピラミッド(エジプト)や秦始皇帝の墓(中国)とともに世界三大墳墓とされる。
堺市は、4年後に文化庁の推薦候補「暫定リスト」入り、6年後の世界遺産登録を目標に活動。国際文化部の小山和正主幹は「世界を代表する陵墓を生かして都市整備を進めたい」と意気込む。
ただし課題は多い。仁徳陵や履中天皇陵は皇室財産で文化財としては未指定だが、世界遺産登録は国内最高ランクの指定が必要とされる。
皇室財産の正倉院(奈良市)が、国宝指定の翌年に「古都奈良の文化財」として世界遺産登録された例もあり、古墳群も特別史跡指定の了解を得られるよう宮内庁に呼び掛けるという。
また世界遺産条約は遺産周辺の利用を制限し、景観を保存するため「緩衝地域(バッファゾーン)」の設定が必要。百舌鳥古墳群の周辺は住宅が密集しており、同市は整備方法の検討も続けている。(共同)
(10/03 16:21)
http://www.sankei.co.jp/news/051003/bun058.htm