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09/29 17:34 40年前の虐殺解明求める インドネシア9・30事件
【ジャカルタ29日共同】インドネシアのスカルノ初代大統領の
失脚と、四十万人ともいわれる大量虐殺の発端となった一九六五年
の9・30事件は、三十日で発生から四十年。民主化が進む中、元
政治犯らは真相解明と名誉回復を求める動きを活発化させている。
事件は六五年九月三十日夜から翌日未明にかけて発生、国軍指導
部の将校六人が反乱部隊に殺害された。後に長期政権を築くスハル
ト少将が反乱部隊を制圧し「共産党のクーデター」として共産党弾
圧を開始、翌年にかけて壊滅に追い込んだ。党員以外も多数巻き込
まれ、数十万人が殺され百万人以上が投獄された。
政治犯は七〇年代後半から釈放が進んだが、市民権は奪われ社会
から疎外された。九八年のスハルト政権崩壊後に「一九六五年事件
被害者調査会」を結成し、虐殺現場の調査や名誉回復運動を進めて
いる。
同会の組織部長ジョハン・パカシさん(69)は、事件は「スハ
ルトのクーデター」だったとする著書を今年四月に発表。「反逆者
とぬれぎぬを着せられ十二年間獄中にいた。元政治犯の子供や孫は
今も公務員への道を閉ざされるなど差別が続く。まず真実の解明が
必要だ」と訴える。
女性部長レスタリさん(74)は十一年間投獄され、夫は獄死。
「釈放後も子供の一人は縁を切ったまま。家族が引き裂かれたこと
がつらい」と話す。
国会は昨年九月、元政治犯の名誉回復に向け「真実和解委員会」
設置法を可決したが、人選作業が続き、まだ委員会は発足していな
い。
若手の人気映画監督が今年七月、事件当時の若者を描く映画を公
開するなど、長年の社会のタブーに挑戦する動きも出ている。
20050929 1734
[2005-09-29-17:34]
09/29 17:23 9・30事件
9・30事件 インドネシアで1965年9月30日深夜から1
0月1日未明にかけ、大統領親衛隊のウントン中佐らが国軍首脳部
の6人を殺害、スカルノ初代大統領打倒を狙う米中央情報局(CI
A)に導かれたクーデターを抑える行動と主張した。しかしスハル
ト陸軍戦略予備軍司令官が1日で決起部隊を制圧、共産党の陰謀と
して摘発を開始。非共産圏で最大級だった共産党が壊滅、反共のス
ハルト政権が誕生し、東西冷戦下のアジアの政治地図を塗り替えた
。スハルト自作自演説やスカルノ関与説もあり、真相は謎に包まれ
ている。CIAがスカルノ打倒の動きを支援したことは米公文書で
確認されている。(ジャカルタ共同)
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[2005-09-29-17:23]