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2005.09.30
Web posted at: 19:54 JST
- CNN/REUTERS
アルジェリア・アルジェ――アルジェリアで1990年代に頻発した軍とイスラム過激派の武力衝突、テロなどで約15万人が犠牲となった騒乱で、服役中の過激派に恩赦を与えることなどを盛り込んだ「平和と国民和解のための憲章」の是非を問う国民投票が29日実施され、ゼルフーニ内相は30日、国民の97.43%が支持した、との開票結果を発表した。
投票率は、有権者人口約1830万人の約80%だった。憲章は、国内融和策を進めてきたブーテフリカ大統領の提案。野党勢力は、支持基盤の強化を狙う大統領の画策とも批判している。大統領は昨年、再選を果たしている。
憲章は、武装解除したり、出頭した者に恩赦を与え、虐殺の実行者は対象外となっている。また、主要なイスラム教指導者の政治参加を禁止するなど、軍にも配慮している。
騒乱は、1992年の総選挙でイスラム原理主義のイスラム救国戦線(FIS)が圧勝したものの、軍が翌年、実権を握り、FISを非合法化したのが原因。その後、テロなどが多発した。
90年代半ばには、イスラム過激派の勢力は最大2万5000人とされていたが、現在は多くて1000人と推定されている。
http://cnn.co.jp/world/CNN200509300025.html