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09/26 17:08 最大のタブーに挑戦 政治面でも改革路線
【バンコク26日共同】一党独裁下にあるベトナムでは、複数政
党制を論議することは最大のタブーだった。ベトナム共産党が複数
政党制導入の検討を開始したことで、自らこのタブーに挑むことに
なる。
同党は一九八六年の第六回党大会でドイモイ(刷新)政策を採択
、改革・開放路線に転じたが、これまでは経済面に限定されてきた
。だが、一党独裁に対する欧米諸国などの批判は根強い上、高度経
済成長によって国民の価値観も多様化しており、政治面でのドイモ
イにようやく動きだしたといえる。
ソ連、東欧の共産党政権が劇的変動を遂げた一九八〇年代末から
九〇年、ベトナムでも複数政党制論議の兆しはあった。
当時、チャン・スアン・バク政治局員は「政治的多元主義」の導
入を強調、共産党を「国家、社会を指導する唯一の勢力」と定めた
憲法第四条の削除を求めた。だが、九〇年三月の中央委員会総会で
「重大な規律違反」を理由に政治局員、書記、中央委員の役職から
解任された。
しかし、今回の研究プロジェクトは、責任者に党要職のチャン・
ディン・ホアン政治局員が就任。「党内保守派の牙城である、思想
問題を統括する党中央思想文化委員会のお墨付きも得たプロジェク
ト」との見方が有力だ。
20050926 1708
[2005-09-26-17:08]