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(回答先: 09/20 19:46 ウィーゼンタール氏死去 ナチス戦犯追及の活動家 共同詳報 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 9 月 24 日 18:50:07)
09/20 20:01 戦犯追及にささげた生涯 信念貫いたナチハンター
「名を変え、顔に整形手術まで施して罪を逃れようとするナチス
を決して許すことはできない」。追跡にかかわったナチス戦犯は三
千人以上。徹底した調査をもとにした「ナチハンター」の執拗(し
つよう)な追及を、旧ナチス側は激しく恐れた。国、団体を問わず
、わずかな「ナチ擁護」も許さない厳しい姿勢は、幾度となく妨害
にさらされたが、その信念は死のその時まで変わらなかった。
ナチス親衛隊員から言われた忘れられない言葉がある。「君が(
収容所での恐ろしい)真実を(将来)人々に伝えたって誰が信じる
ものか。頭がおかしくなったんじゃないかと思われるのが関の山さ
」と。
その「真実」を世界に伝えるために戦後の人生をささげた。「私
はナチスの犠牲になった人の代弁者となる。彼らの記憶を消させは
しない」
「暴力は乾燥しきった最悪の土地でも死に絶えることのない雑草
のようだ」として、追及に妥協はしなかった。若いころ夢見た建築
家にならい、膨大な資料に的確な評価を加え、れんがを積み上げる
ように包囲網を構築し、一歩一歩、標的のナチス戦犯に迫った。
その姿は戦犯追及のシンボル的な存在となり、米国の作家英作家
フォーサイスの小説や、ハリウッド映画のモデルともなった。
二〇〇三年四月に「もはや私の仕事は終わった」として引退。そ
の際、オーストリア誌のインタビューに答えた「今なおホロコース
ト(ユダヤ人大量虐殺)はなかったと主張する人がいるのは残念だ
」との言葉が最後になった。(小林義久前共同通信ウィーン支局長
)
20050920 2108
[2005-09-20-20:01]