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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000313-yom-intより引用
ウィーゼンタール氏死去、ナチのアイヒマン逮捕に功績
【ウィーン=石黒穣】第2次大戦中のユダヤ人大量虐殺に関与したナチ戦犯逃亡者の追及に執念を燃やし続けたサイモン・ウィーゼンタール氏が20日、ウィーンの自宅で死去した。96歳だった。
同氏とゆかりの深いユダヤ人人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センター(本部・米ロサンゼルス)が発表した。
現在のウクライナで生まれたウィーゼンタール氏は第2次大戦中、約4年間の過酷な強制収容所生活を生きのび、オーストリア北部のマウトハウゼンで米軍によって解放された。
ドイツ敗北後、オーストリア駐留米軍による戦犯法廷のための証拠収集に携わり、その後、1947年、同国リンツにナチ戦犯の証拠収集を専門に行うユダヤ人歴史文書センターを設立し、逃亡戦犯追及を本格化させた。
50年代に、後にイスラエルで裁判を受け処刑される元ナチス親衛隊幹部で、ユダヤ人大量虐殺の責任者アドルフ・アイヒマンがアルゼンチンにいるのを突き止めた。
61年に拠点をウィーンに移し、アンネの日記のアンネ・フランクを拘束したカール・シルバーバウアー(オーストリア潜伏)、ポーランドの強制収容所長だったフランツ・スタングル(ブラジル潜伏)といった大物をはじめ、1100人の逃亡戦犯の潜伏先特定にかかわった。
(読売新聞) - 9月20日23時20分更新