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09/16 21:53 日系人313人の身元判明 フィリピン残留者調査
【マニラ16日共同】太平洋戦争前や戦中にフィリピンに渡った
日本人男性と現地女性との間に生まれ、父親が戦後日本に送還され
るなどしたためフィリピンに残された日系人の身元調査で、フィリ
ピン日系人会連合会は十六日、三百十三人の身元が確認できたなど
とする調査結果をマニラの日本大使館に提出した。
フィリピンには一万人以上の日系人がいると推定されている。
三百十三人は父親の名前や出身地を記憶していたため、父親の戸
籍を探し出すことができ身元が判明した。本人は日本国籍を事実上
取得、子供や孫は定住ビザを得て日本での就労が可能になる。
一方、父親の送還記録などから日系人であることは間違いないが
、父親の本籍地が分からないなどの理由で戸籍を確認できないケー
スも多く、七百八十人以上の身元は確認できなかった。うち七人が
十月に訪日、東京家裁に戸籍をつくる「就籍」を申し立てる予定。
フィリピン残留日系人の就籍申し立て訴訟は昨年八月の井手端和子
(いでばた・かずこ)さん、早苗(さなえ)さん姉妹に続いて二件
目。
連合会のカルロス寺岡(てらおか)会長(74)=山口県出身=
は「(残留者の)高齢化が進んでいる。身元確認を急がなくては」
と話し、山崎隆一郎(やまざき・りゅういちろう)大使に調査の継
続を要望した。調査は一九九五年から今回を含め四次にわたって実
施され、計二千百二十八人の身元が確認された。
今回の調査は身元確認のために有力な情報が得られた千九十九人
を主な対象として、ルソン島やミンダナオ島などで実施された。
20050916 2153
[2005-09-16-21:53]