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09/07 18:19 来年元旦に「うるう秒」 1秒挿入、7年ぶり 地球自転とずれを
日本の標準時間を通知している独立行政法人・情報通信研究機構
は七日、地球の自転速度と時刻のずれを調整するため、一日を一秒
間長くする「うるう秒」を二〇〇六年元旦に挿入すると発表した。
うるう秒は一九七二年から始まり、今回は七年ぶり二十三回目。
世界で一斉に実施する措置で、日本では来年一月一日の午前八時
五十九分五十九秒の後に、普段はない同六十秒を挿入する。全国の
放送局や電波時計などには、機構から調整された時刻が届く。
世界共通の標準時刻(協定世界時)は一九五八年から、セシウム
原子の振動数から時間を測る原子時計をもとに定めている。地球の
自転と時刻の間にずれが生じるのは、自転速度が徐々に遅くなって
いるのが原因。うるう秒は採用した後、ほぼ一年から一年半ごとに
実施しており、これまでにうるう秒がなかった最長期間は二年半だ
った。
今回七年ぶりとなったのは自転速度が以前より速くなり、時刻と
のずれが生じにくくなってきたため。地球内部の核の変動や気候の
影響などが指摘されているが、原因ははっきり分かっていない。
20050907 1819
[2005-09-07-18:19]