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「シベリア抑留」 ロシアでシンポジウム 情報交換・調査を確認
旧日本兵が戦後シベリアなどに抑留された問題をめぐって、日本の抑留者団体がロシ
ア側の団体とともに七日モスクワでシンポジウムを開き、双方が情報交換や調査を深め
ることを確認しました。
このシンポジウムは、第二次世界大戦後、シベリアなどに抑留された旧日本兵で作る
全国強制抑留者協会と、ロシア側の相互理解協会が七日、モスクワ市内で開いたもので
、抑留者協会の代表に加えて、ロシア側からこの問題に詳しい研究者ら、あわせて二十
人が出席しました。
このなかで、日本側は、戦後六十年たっても北方領土問題ととともにシベリア抑留問
題は未解決だとして、ロシア政府に対し、▽文書による謝罪や▽労働の賃金の支払い、
さらに▽ロシアで「戦時捕虜」として扱われていることの訂正を求める立場を改めて主
張しました。
これに対し、ロシア側の出席者からは「旧日本兵が労働の補償を求める権利は妥当だ
」といった意見や「ロシアでは敵国だった日本への反感がまだ残っており、両国の国益
にならない」といった意見が出されました。
そのうえで、二つの団体は今後も情報交換や調査を深めることを確認しました。
全国強制抑留者協会は、今回の議論を踏まえて、今年十一月のプーチン大統領の訪日
に向けて、双方の外交当局へ働きかけを強めたいとしています。
[2005-09-08-12:31]