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サガン、ボーボワールの翻訳者として知られた朝吹登水子(あさぶき・とみこ)さんが2日、死去した。88歳だった。告別式は4日午前10時、東京都港区高輪3の15の18高野山東京別院。喪主は孫の牛場潤一氏。
東京生まれ。戦前にパリ留学し、1950年にデザイナーを目指し再び渡仏。52年にオートクチュール・デザイナーの資格を得た。哲学者の森有正の勧めで翻訳を始め、昨年9月に死去したフランソワーズ・サガンの世界的ベストセラー「悲しみよこんにちは」の翻訳(55年刊)で一躍脚光を浴びた。
以後サガン作品のほとんどを手がけたほか、ボーボワール「娘時代」「女ざかり」(共訳)も翻訳。サルトルとも親交を持った。
また、日本人として初めてカンヌ国際映画祭の審査員を務め、2000年、仏レジオン・ドヌール勲章を受章した。
小説家としては77年、自伝的長編「愛のむこう側」を発表。軽井沢の古き良き時代を描いたエッセー「私の軽井沢物語」など著書多数。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000312-yom-soci