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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050831-00000011-yom-soci
大阪府羽曳野市東阪田で古墳時代前期(4世紀中ごろ〜後半)の前方後方墳が見つかり、未盗掘の埋葬施設から三角縁神獣鏡1面をはじめ多数の副葬品が出土したと、同市教委が31日発表した。旧地名から「庭鳥塚古墳」と命名された。
三角縁神獣鏡が埋葬されていたことから、被葬者は大和王権とつながりがあった首長(豪族)とみられる。北約2キロには、4世紀末以降の大王墓(天皇陵)が集中する古市古墳群があり、同古墳群の成立前夜の時期にあたる古墳の発見は、大王墓が奈良盆地から大阪平野へ突然のように移動した「なぞの4世紀」とされる空白期を解明するうえで重要な資料となる。
場所は民有地で、今年6月、所有者による竹林の整地工事の際、同市教委が発見し、緊急調査した。
古墳は全長約50メートルで、後方部中央で埋葬施設を確認。工事で南半分は壊されていたが、粘土で覆われた箱形木棺(長さ2・7メートル、幅0・9メートル、高さ0・4メートル)のまくら元に三角縁神獣鏡(直径21・5センチ)、棺の外側には、装飾品のつえに取りつけたとみられるキャップ状の筒形銅器(長さ約15センチ、直径約3センチ)のほか、鉄と銅の矢、鉄製のやりや刀などが置かれていた。被葬者の頭があった位置には赤い水銀朱が残っていた。
(読売新聞) - 8月31日17時16分更新