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08/10 20:19 残留日本兵の思いつづる インドネシアで証言集制作
【ジャカルタ10日共同】第二次大戦後インドネシアに残った元
日本兵の組織「福祉友の会」(ヘル・サントソ衛藤(えとう)理事
長)は十日、戦後六十年を記念し、残留日本兵の思いをつづる証言
記録集(CD版)を制作したと発表した。
インドネシアでは日本軍の支配が終わった後、旧宗主国オランダ
と四年間続いた独立戦争に日本軍を離脱した兵士千人前後が参加し
たといわれる。生存者の多くは帰国したが、多数が戦死、一部は帰
国したが、約二百人は永住の道を選んだ。
記録集は、同会が一九八二年から九八年まで毎月、手書きのガリ
版印刷などで発行した二百号の月報から寄稿や掲載記事を抜粋し、
四百ページ相当のデータを入力。五十人以上の元日本兵が、戦争体
験や残留の決断などを語っている。
今も健在の残留日本兵は九人だけ。その一人で同会顧問の宮原永
治(みやはら・えいじ)さん(83)=インドネシア名ウマル・ハ
ルトノ、台湾出身=は「異国の独立戦争に身を投じた日本人の思い
を多くの人に知ってほしい」と話した。
記録集を販売するかどうかなどは、東京で九月十五日に開く発刊
式までに決めるという。
20050810 2132
[2005-08-10-20:19]