★阿修羅♪ > ニュース情報1 > 435.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□長渕「涙が止まらなかった」究極の愛の歌 映画「男たちの大和」主題歌制作秘話を吐露 [スポーツ報知]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000016-sph-ent
長渕「涙が止まらなかった」究極の愛の歌 映画「男たちの大和」主題歌制作秘話を吐露
歌手の長渕剛(48)が映画「男たちの大和 YAMATO」(佐藤純彌監督・12月17日公開)のために書き下ろした新曲「CLOSE YOUR EYES」「YAMATO」が8月24日に発売される。長渕はこのほどスポーツ報知のインタビューに応え、制作に至った経緯や新曲に込めた思いを語り「若くして散った少年兵に後押しされるように言葉があふれ、書き上げた後は涙が止まらなかった」と明かした。また、同曲のビジュアル写真も初公開された。
戦地に向かった愛する人を待つ父、母、恋人の心情を歌った「CLOSE YOUR EYES」。戦地に散った多くの少年兵の無垢(むく)な感情をつづった「YAMATO」。2曲が生まれたきっかけは、「男たちの大和―」をプロデュースする角川春樹氏(63)からの依頼だった。同氏は長渕の歌「親知らず」に感銘を受け対面を熱望。長渕は台本を読み涙した。
「角川さんから開口一番『おれの遺言だ。日本を歌えるのはお前しかいない』と言われて。その言葉に突き動かされた」
最初に書き始めた「YAMATO」では、産みの苦しみを味わった。絞り出した言葉が大学ノート1冊分に及ぶのは常だが、いつもの「言葉が降りてくる」瞬間が来ない。
「10代の少年兵たちは、つかの間の自由の中で満天の星空を眺めたり、仲間と一晩中語り明かしたりしていたんじゃないか」
無垢な気持ちを想像した瞬間、「キラキラ光る、流星の群れ」という言葉が舞い降り、一気に書き上げた。「『長渕がおれたちの気持ちを歌ってくれる』と、少年兵たちが後押ししてくれた気がする。天から言霊が降りてきた。鳥肌が立ち、涙が止まらなかったのは初めて」
誕生した2つのバラード。「CLOSE―」の出だし「それでも この国を たまらなく 愛しているから」を角川氏に電話で伝えると受話器の向こうから涙声が聞こえたという。「時代は変われど、愛を貫き通す大切さは普遍。究極の愛の歌になった」と手応えも感じている。
歌詞カードは英語、韓国語、北京語の訳を付けた。日本の歌手は愛に対してこう歌っているよ、という長渕なりの表明。ビジュアル写真に配したのは日の丸。「日の丸は母親、家族、友だちといった自分の原風景。自分自身の足元を愛せない人が、他国の人のことをどうこう言えないから」
昨年、人生を懸けた桜島オールナイトライブを成功させた。10月からは「YAMATO」と題した全国ツアーをスタートさせる。「今回『YAMATO』にかかわったことで、これまでの曲を、違う歌として歌える」確かな自信が、目に宿っていた。
◆映画「男たちの大和 YAMATO」 戦艦大和の乗組員たちの壮絶な生き様を描いたノンフィクション大作。原作は辺見じゅんさんの「男たちの大和」。俳優の中村獅童(32)、反町隆史(31)が主演するほか、渡哲也(63)や鈴木京香(37)らが出演。
(スポーツ報知) - 7月29日8時1分更新