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ラクダレースにロボット騎手 人権批判でUAEがテスト起用
人身売買された子どもが、アラブ伝統のラクダレースに使われているとの批判が人権
団体から出ていることを受け、中東の産油国、アラブ首長国連邦では、解決策としてロ
ボットの騎手を使った初めてのラクダレースが開かれました。
アラブ伝統のラクダレースは、アラビア半島の豊かな産油国では今も国民の人気を集
め、騎手の体重が軽ければ、レースを有利に進められるといわれています。
このため、レースにはバングラデシュなどで人身売買された幼い子どもが騎手として
使われるケースが後を絶たず、アメリカや人権団体などが厳しく批判していました。
これを受けて、アラブ首長国連邦の首都アブダビでは十八日、解決策として、ロボッ
トの騎手を使った初めてのラクダレースが試験的に開催されました。
リモコンで操作されるロボットは重さ十五キロで、騎手の服装をまとい、巧みにムチ
を打ってラクダを走らせますが、リモコンの操作は、コースの外を走る車の中から行っ
ています。
ロボット騎手の値段は一台およそ二十万円で、アラブ首長国連邦では今後、一万台を
購入し、人間の騎手に代わって導入することにしています。
同じアラビア半島の産油国のカタールやオマーンでも国際的な批判を浴びるなか、最
近になって、子どもをラクダレースの騎手として使うことを禁止しており、ロボット騎
手の導入を検討しています。
[2005-07-21-12:45]