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□左足骨折!魔裟斗 無念の棄権 [スポーツニッポン]
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20050721&a=20050721-00000012-spn-spo
左足骨折!魔裟斗 無念の棄権
2005年7月21日(木) 6時4分 スポーツニッポン
まさか!アクシデントで魔裟斗(26=シルバーウルフ)が散った。K―1ワールドMAX世界一決定トーナメント決勝戦が20日、横浜アリーナで行われ、魔裟斗は準々決勝のマイク・ザンビディス(25=ギリシャ)戦で判定勝ちしたが、試合中に左腓(ひ)骨を骨折。ドクターストップで準決勝を棄権した。予期せぬ事態で2年ぶりの王座奪回に失敗し、リング上でファンに謝罪すると病院に直行した。決勝はアンディ・サワー(22=オランダ)が延長2Rの末に2―1の判定で制し、初優勝を飾った。
準決勝が始まる直前に角田信朗・競技統括プロデューサーから魔裟斗の負傷、棄権が発表されると、館内は悲鳴に包まれた。直後に魔裟斗が謝罪のためにリングに上がった。左足はテーピングで固定され、ロープをつかまなければ立てなかった。「僕を応援しに来てくれた人もたくさんいると思うが、こういう不本意な結果で試合ができなくなるのは残念。すいませんでした」。そう言い残すと、病院へ直行した。
異常が発生したのはザンビディス戦の3R、残り30秒のあたりだった。キックの後に左足をマットにつけると痛みが走った。「どこで痛めたのか分からない」という負傷。大差の判定勝ちが決まると、声援に右手を上げて応えたが、花道は苦しい表情で肩を借りて引き揚げた。医務室ではすぐに左くるぶしの上の腓骨骨折と診断され、魔裟斗の短い夏は終わった。
一昨年に日本人初のK―1世界王者となったが、昨年は準決勝までに偶然のバッティングで両目にダメージを負い、決勝でブアカーオに完敗した。王座奪回を期して5月の開幕戦に備えたが、直前で左ひざ裏のじん帯を伸ばした。強行出場の末に判定勝ちをもぎ取ったが、骨折だけはどうにもならなかった。ザンビディス戦は相手の顔面へのパンチを完封して3R中盤に右ストレートでダウンを奪った。万全の仕上がりだっただけに、悔やまれる結果となった。
これで10月12日の世界王者対抗戦(国立代々木競技場)への出場は微妙となった。大会前は「今年優勝できなかったら、来年も優勝できない」と断言した。アクシデントとはいえ、目標が達成できなかったのは事実。魔裟斗のモチベーションはどこに向かうのか。反逆のカリスマが再び苦境に陥った。
[ 7月21日 6時4分 更新 ]